Buca dell’Orafo@Firenze

六本木AのS木嬢とともに、一週間ぶりのBuca。本当は金曜夜に予約をしようとしたが、満席ゆえ、一日ずらしての今夜となる。我々が着席して見ていると、後から後から予約なしのお客さんたちがやってきては、すでに予約でいっぱいのため、撃沈していた。春本番である。フィレンツェの春は、レストランの席確保が難しくなるにつれ深まる。

今夜はしかし、風邪っ引きのため、少々味がわからず。こういう時は、シンプルにトマトのスパゲティーニとする。酸味で元気を取り戻そうという魂胆。果たして、酸味甘味オイルとにんにくの鮮烈な香りで、ちょっとパワーを取り戻した感じ。上にのっているモッツァレッラも赤地に輝く乳白で、緩んだ視界にも喝が入る感じ。

セコンドはmamme in piedi、カルチョーフォ・ロマーノの詰め物。初めて見る名前なので、ともかく頼んでみる。大きく丸々太ったカルチョーフォがどかんと一個、その中に、パン粉やひき肉やにんにく香草がたっぷりつまっている。外側のガクは焦げているし固いので積極的にはがしていき、中の本当に柔らか〜い部分と詰め物を一緒にして食べる。見渡せば、他の席の特に女性客が結構これを頼んでいた。ヘルシーなイメージ? あるいは、肝臓を気遣うワインラヴァーなのかも。いずれにしても、可食部分が少ないため、少食人にもおすすめ。 
mnm

 

私はヒメジ・ラグーのスパ+バッカラ・トマトソース。ワインはCastello di AmaのPinot Nero “Il Chiuso”その名の通りやや閉じ気味?な印象。MASA