Fortunity Restaurant/Hotel Cipriani@Venezia

8才未満の子供お断り、男性はジャケット、ネクタイ着用のメインダイニングFortunity Restaurant。間違いなくイタリアで最も格が高いレストランのひとつ。客層は年齢層も所得も高く、サービスもベテラン揃い。子供は来てはいけない、度胸と度量を要求される店。席へ案内するもの、水を聞くもの、食前酒を聞くもの、パンを運ぶもの、料理の注文を聞くもの、ワインを聞くものすべて異なる大人数のサービスはプロ中のプロ揃い。ベッリーニ飲みつつ注文。アミューズはないのもこのクラスの店は珍しい。パンはすべてトースト済み。

前菜、同席のA女史はチプリアーニ風カルパッチョ、私はホタテ、アサリ、ブロッコリのトロフィエッテ。チプリアーニのパスタはほとんどが手打ちで、トロフィエッテはそういえば●年前にも食べたことを思い出す。セコンドはA女史が子羊のロースト、タラゴン風味。私は子牛のピカタ、フォアグラと黒トリュフ、ヴィンサント・ソースというロッシーニが好みそうな肉料理。ヴィンサントの甘みと黒トリュフがよくあう。フォアグラの味は隠れていた。ワインはAllegriniのAmarone2003。豊満、濃密。当然アルコール度数も高いので2品では飲みきれずチーズ。青カビ2種、ペコリーノ・ディ・フォッサ、バベルの塔のような三段重ねなど。締めはNoninoのVerduzzoのグラッパ。MASA