Carmen@WIEN

先日の「魔笛」に続くウイーン国立オペラ劇場第二弾はビゼーの「カルメン」。バルセロナで観はぐったのでそのかたきをここウイーンでうつ。舞台はフランコ・ゼッフィレッリ。

1幕は前奏曲が少々飛ばし気味だったり、やや盛り上がりに欠ける演出だったり、「ハバネラ」が少しばかりスローだったりと結構?でしたが2幕から持ち直し「ジプシーの歌」あたりからぐっと舞台に引き込まれ、山越えの3幕、闘牛場の4幕と緊張感は一気に高まる。この夜最も拍手が多かったのはソプラノのミカエラ役Genia Koehmeirer。次いでDon Jose役の米国人Neil Schicoff、本日はニール様のご機嫌もよかったようで。

でアパートにかえってからオーストリアのシャルドネ飲みつつブルーノ・ヴェスパ司会のRAI1ご長寿番組「ポルタ・ポルタ」見てたら「追悼パヴァロッティ」で妻ニコレッタに残したアメリカ版の遺書がスキャンダラスな話題になってて、思わず1時過ぎまで見てしまった。それはさておき、ゲストの一人はマエストロ・ゼッフィレッリ。92年のスカラ座での「ドン・カルロ」などなどパヴァ様の泣ける映像満載で、しかもサブ・タイトルは「Vissi d’arte, vissi d’amor」徹頭徹尾オペラなウイーンの夜。MASA