バカリャウ料理

4月4日から8日にかけてポルトガルのリスボンに行ってましたが、その旅のテーマはバカリャウ、つまりイタリアでいうバッカラを食べることでした。北欧産の塩蔵鱈バッカラと干鱈ストッカフィッソはイタリアでも混同されているので厳密に、ではバッカラあるいはバカリャウとはなんぞや?という話はさておき、とにかく干鱈であるバカリャウ料理を食べに出かけたのでした。

南欧全域でよく食べられているバッカラはヴァイキングが持ち込み、ハンザ商人が商品化したといわれてますが、なんといっても料理のバリエーションの広さでいうならイタリアより、スペインよりもポルトガル。曰く365日毎日違うバカリャウ料理を作ってもまだバリエーションがある、という意味で366種類のレシピがあるとか、いやいや、1000は超えるとか諸説紛々ですが、中でも一番ポピュラーな料理が「バカリャウ・ア・ブラシュ」のようです。

これは干鱈、タマネギ、フライドポテトを卵でとじたもので、バイロ・アルトのセルベジェリアで食べたそれは米も入ってました。バカリャウとエジプト豆、という組み合わせはやはりどこの国でも黄金律のようで前菜のエンサラーダ・デ・バカリャウは美味しいオイルをたっぷりとかけて食べる、それはそれは滋味深い味わいでした。
さらにバルに入ればお通しはバカリャウをあげたクロケッテ・デ・バカリャウ。さらにさらに焼きバカリャウ、煮バカリャウと、ポルトガルは
鱈好きにはたまらない国でありました。あぁ・・・。さらに美味しいのはイワシの炭火焼なのですが、それはまた明日ということで。MASA