Parmigiano Reggiano&Prosciuto di Parma、さらにポルトガルへ
9月某日、パルミジャーノ・レッジャーノとプロシュート・ディ・パルマの取材でパルマへ向かう。早朝パルマ郊外某所のチーズ工房にて作業見学&テイスティング。師範はConsolzio di Parmigiano reggianoのマスター・テイスター。38ケ月熟成を土産にもらう。
昼はLanghiranoにあるレストランLa Maestaにてパルミジャーノ・レッジャーノとプロシュート・ディ・パルマの熟成度別テイスティング、カボチャのトルテッリとハーブのトルテッリ。午後からはプロシュート・ディ・パルマ協会のPRのアテンドで生ハム工房へ。夜はDOP訴訟を担当するプロシュート・ディ・パルマ協会の顧問弁護士と一緒にパルマの一つ星Parizziにてインタビュー・ディナー。この店に来るのは5年?ぶり。その間店は改装し、シェフのマルコ・パリッツィはRAI1の朝の料理番組Prova del Cuocoの常連となる。12、18、24ケ月のプロシュート・ディ・パルマの前菜からはじめてトルテッリーニ・イン・ブロード、的鯛のフリット&タルタルソースにサラダ添へ。翌朝は車をピックアップしてミラノに向かい、10Corso Comoのカフェでツナサンドをつまんだ後マルペンサへ向かい、20:45発のTAPポルトガル航空でポルトガルのポルトに着いたのは22時過ぎ。5ケ月ぶりのポルトガル再訪。
明くる朝はポートワイン協会のマリア嬢のアテンドでワイナリーを2件訪ね、ドーロ川沿いのレストランでポートワイン飲みつつランチ。夜は生産者の家に泊まってポルトガル家庭料理。ズッキーニのスープとほうれん草入りバカリャオ・グラタン。翌日は再びポルトに戻りポートワイン協会表敬訪問、ドーロ川南岸にあるレストランでランチ。夜は某レストランにて再びポートワイン飲みつつデグスタツィオーネと美食三昧、飲みまくり、食べまくりの日々だが、庶民的な店でイワシ、タコを食べる機会には恵まれず。最終日は早朝ポルト空港に向かいTAPポルトガル航空でマドリッドに向かいMeridianaに乗り換えてフィレンツェへ。朝食はマドリッド空港でハモン・セラーノのボカディージョとサン・ミゲル。写真はポルト旧市街の老舗カフェ・マジェスティックで食前酒の白ポルト&赤ポルトを注ぐ女性給仕。MASA
はじめまして。
いつも楽しく拝見させていただいております。池田さん執筆の本も何冊か読ませていただきました。
私は現在、お菓子関係の仕事をしており、数年前からイタリア菓子店に関わっております。池田さんの情報が大変参考になっております。
今回のパルミジャーノ・レッジャーノの写真はとても迫力がありますね。私も昨年、研修でイタリアに行った際にパルミジャーノ・レッジャーノを食べてきました。日本で食べる乾いたものと違い、イタリアで食べるものはしっとりとして、ミルクの風味もしっかりしたもので大変おいしかったです。パルミジャーノ・レッジャーノに限らずイタリアの食べ物は何もかもが美味しく感動的でした。いつもこのようなものに囲まれている池田さんが羨ましいです。
さて初めての投稿で大変厚かましいのですが、一つ質問があります。トスカーナ州にネッチという栗粉を使ったクレープのようなパンケーキのようなドルチェがあると思いますが、何処か食べられる場所をご存じでしたら教えていただけないでしょうか?栗粉の産地ガルファニャーナ、ピストイア、レッチェ辺りで食べられるようですが、具体的な情報を日本で得ることができません。昨年に引き続き今年も10月にイタリアに行くことになっており、フィレンツェにも行くことになってます。ネッチが食べられるのであれば周辺の町まで足を延ばそうと考えております。何か情報をお持ちでしたら是非ともお願い致します。
しまっち様
はじめまして。このたびは御丁寧なメール、どうもありがとうございます。ご質問の件ですが、もしも弊著「イタリア縦断、鉄道の旅」(角川書店)をお持ちでしたらその中にガルファニャーナの秋祭りの話が出てきます。かの地はスローフード協会との連携イベントも盛ん、「食の秘境」として名高い地でして、その中心的存在が同町のオステリア「Vecchio Mulino」の巨漢アンドレア。彼の店では郷土の味をいろいろ食べさせてくれます。秋にはネッチを作るときもあります。ガルファニャーナの秋祭りを訪ねる機会があればおそらく興味深いものにいろいろと出会えるかと。ご参考になれば幸いです。池田匡克拝
早々のお返事&大変貴重なご回答を頂きありがとうございます。
「イタリア縦断、鉄道の旅」は拝見させていただきました。充実した旅の内容で楽しく読ませていただきました。「Vecchio Mulino」の事も書かれていましたね。アンドレアさんの写真もでてました。
私の今年のイタリア研修でトスカーナ州はフィレンツェからプラートに出てアントニオ・マッティ、ルカ・マンノーリに行く予定です。その日はお昼が未定ですのでプラートからガルファニャーナを考えても良いかと思いました。2時間くらいなのでしょうか?お菓子屋の仕事に関わる身として栗粉の町ガルファニャーナを見ておくのも良いかと思います。「Vecchio Mulino」に足を運んでネッチが食べられることに賭けてみようかと。せっかく頂いた情報ですので何とかスケジュールにのせてみたいと思います。
今回のイタリア研修は池田さんの本やブログを参考にさせていただいき、ティラミス目的の「Antico Ristorante Beccherie」、お菓子ではありませんがモエーケ目的(あれば良いのですが)で「Antiche Carampane」にも行く予定です。フィレンツェでは「Armando」に行こうと考えております。お蔭様で今年の研修は非常に充実した予定となっております。研修後には感想を投稿させていただこうかと考えています。今後もRotonda Clubを楽しみにしています。
しまっちさん、MASAさん、横入り失礼いたします。
こちらのブログでも何度かとりあげられている広尾にあるインカントというお店のドルチェにもネッチを使ったクレープがあったかと思います。
もし東京にお住まいでしたら、確認していかえてみてもいいかもしれませんよ。
Gina様
これまた貴重なご助言どうもありがとうございます。私もまたインカント、久しぶりに行きたくなってきました。多分来週あたりふらりと行くかもしれませんが・・・。MASA
GINAさん、MASAさん、こんにちは。
情報ありがとうございます。イルカント、調べてみました。確かにメニューにあるようですね。私は現在、関西住まいですが、時々東京には行くのでその時は行ってみます。
日本ではイタリア菓子屋さんでよくネッチを売っているのをみかけますが、これらは皆栗粉を使ったクレープのように思います。私が本などで見るネッチはクレープとは似て非なるものといった印象です。できたら一度、本場のネッチを食べてみたいと思ってます。
あと「Vecchio Mulino」のHP見ました。すごく雰囲気がありますね。時間の都合もありますが、やはり行ってみたいと思います。
いまVeronaでイタリア語の勉強を少ししてます。昨日はParmaに行きフレスコ画を堪能、昼は池田さん推薦のCorrieriでSalumi,Tagliatrll,Lamburuscoを味わいました。
池田さんの本は全部持ってきており、推薦の店にたどり着くのが楽しみです。
先日はTriesteに行きDa Pepinで
「湯で肉」をたっぷり食べました。
食欲に秋ですから、推薦の店を探して小さな旅をと思ってます。
fuku様
コメントどうもありがとうございます。モデナ、ボローニャあたりも食欲の秋向けのいい店が多いと思います。ヴェローナはAntica Bottega del Vinoなどいい店多いですね。池田匡克拝