Santa Maria del Mar

こちらバルセロナ下町ボルン地区にある名刹サンタ・マリア・デル・マル教会のステンド・グラス。その名の通りバルセロナの海で働く船乗り達の守り神であります。本当はこの教会前にあるワインバーで一杯飲みたかったのだが今日もテラスは満席につきあきらめる。

で、こちらは例によってボケリア市場。子供も魚介類に直に触れて学べる生きた生物図鑑。そういえばサン・ロレンツォやサンタンブロージオでで子供の姿ってあまり見ないな、とあらためて思う。これもいわゆる食育になるのだろうが、ガストロノミーの世界で今現在スペインに離され、その差はますます広がりつつあるイタリア。今バルセロナを訪れるイタリア人観光客の数はやけに増え、しかもその理由が「安くて美味しいものがたくさんあるから」だとか。ピッツァ、スパゲッティという世界的メガ・アイコンにあぐらをかき、進歩することをやめているイタリア料理界は今危機に面していることを当のイタリア人でもきづいていない。例のぼったくり、治安の悪さ、ディスオーガニゼーション、かつてはそれら負の材料をさしひいてもまだおつりが来るくらいの魅力があるのがイタリアだったが、官民一体となって発奮しない限り観光立国の座はスペインその他に奪われること必死かと。MASA