Venezia,Murano,Lido,Milano,Torino

ふと考えてみるとヴェネツィアに来るのは昨年ブラーノ島に連日早朝猫撮影で出かけて以来約1年ぶり。今回はまたしてもカ・ドーロ地区の定宿Gに滞在し、またしてもフォンダメンタ・ノーヴェからヴァポレットに乗って連日でかけたのだけれど、行き先はブラーノ島ではなくガラスの島ムラーノ島。ここに工房を構える唯一の日本人ガラス作家T氏と合流し、その製作現場を見せてもらったのでした。

この時期ヴェネツィアは映画祭、ビエンナーレ、さらに9月6日はレガッタ・ストリカも重なりものすごい人出。レストラン難民になりかけた夜もあったけれど、なんとかかんとかそうならずに3日間を乗り切る。曇天のリド島、ホテル・デ・バンで朝の紅茶とクロワッサンのあとは6月にオープンした安藤忠雄による新美術館プンタ・ドガーナと同じくフランソワ・ピノーのコレクションを集めたパラッツォ・グラッシへ現代美術展のはしご。

6日13時からレガッタのため大運河は通行止めになるというので早めにホテルをチェックアウトし、ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅のクラブESで予約を前倒し。こういう大混乱時にクラブESは強い味方なのです。で、ミラノ経由で16時にはトリノに到着。サローネ・デル・グストなど、トリノのイベント経験者にはおなじみの巨大ビジネス・ホテルMにチェックイン。ヴェネツィアのGに比べて部屋の面積3倍、EthernetからSKYまで揃う近代的設備。というわけで急に秋色が見え始めた北イタリア。明日からまたしてもヴェローナに続く劇場通いの日々。MASA