ゴミ捨て新時代始まる

夏前の新聞にサンタ・マリア・ノヴェッラ広場の住民やホテルは、ゴミを広場に新しく設置されたダストシュートに捨てることになったとありました。この新ダストシュートは一見普通のゴミ箱に見えますが、地下に巨大なストックを設け、広場だけでなく、半径数百メートル一帯のゴミ全てを収納できるので、早晩、その界隈のカソネット(ゴミ収集箱)は全て撤去され、住民は広場のそこへ捨てに行くことになる、ともありました。

で、いよいよ、それが明日開始です。我が家周辺には歩いて30秒以内に三カ所のカソネットがあったのですが、それがなくなるため、歩いて1分半の広場へ捨てに行かねばなりません。「数百メートル歩くことくらい何でもないはず。返って健康にもいい」とフィレンツェ市。まぁそれはそうなんですが...

日本のこまかいゴミ分別に比べれば格段に緩く、しかもいつ捨ててもいい、という現状に文句は言えません。地球には優しくないかもしれませんが。それに、カソネットがなくなるのは、景観美化にも貢献します。厭わず、1分半、歩くことにします。mnm