飲んだら乗るな、ではなくて。

次第に飲酒運転に厳しくなっている昨今、フィレンツェでもこのほど運転代行サービスが登場した模様です。その会社名はDrink&Drive。”飲んで運転”と読めないこともない微妙な名前ですが、イタリア語だと”tu bevi, io guido”(あなたは飲んで、私が運転)。動詞が人称によってすべて変化するイタリア語のほうが明快だと思うんですが、英語のほうがカッコイイと思うのはこの国も同じです。

今日は飲み過ぎちゃったな〜と思ったらその場で電話、ほどなくパーソナルドライバーがミニバイクに乗って現れ、よっこいしょとバイクをトランクに載せて運転を代わってくれるという仕組み。バイクを入れるだけのスペースがないトランクだったらどうするんでしょうね。あるいは電話をもらったときに「後ろ、空けておいてくださいね」と言うのかもしれないけれど、酔っぱらいがどれだけそれに対応できるか...。

アルコールといえば、今日はチャンピオンズリーグでフィオレンティーナvsリバプール戦につき、アルコールの販売は禁止です。いつもいつもというわけではなくて、”とりわけ荒々しい”サポーターがついてくる試合のときだけです。近所の酒屋では、激しくタトゥーしたマッチョな英国人グループがビールコーナーを物色していましたが、買えないと知ると大人しく出て行きました。「こっちとしては売りたいんだけどね、警察署長がダメだって言うから」と店の人。今日終日の販売禁止はわかるけれど、明日午後2時までというのはちょっと厳しいんじゃないでしょうか。mnm