La Boheme@Teatro Massimo

最近なぜかメリディアナ航空のフィレンツェ〜パレルモ便が消滅してしまったのでピサ空港から初めて乗るローコスト・エア、Wind JETでシチリアへ。シロッコの影響で強風、波浪気味のパレルモに着陸後3年ぶりのGrand Hotel Wagnerへ。

Enoteca PiconeでBaglio HoppsのGrilloを一杯引っかけた後ポリテアーマのSpinnatoでアランチーノ・コン・カルネ。こう書くとカタカナばっかりなので分かりにくいのですが、その後以前から気になってたVia Mariano Stabileの発展場Tribeccaにてコロナとブラディ・メアリ〜。アジア系寿司職人が握るスパイシー・ツナとレインボー・ロール。シチリアのマグロを堪能。

翌日は例によってバッラロ、ヴッチリアの両市場見回りの後Piccolo Napoliへ。ゆでブロッコリ、浅漬けオリーブ、揚げ立てパネッレ(!!)、タコ煮、ファーヴェ・ピゼッリ・カルチョーフィの常備菜、ネオナータつまりシラスの生をオリーブオイル、レモン、ぺぺロンチーノで。さらにシラスのフリット。パスタに行く。ウニのリングイネ、イワシのブカティーニ、ガンべレッティのリングイネ。締めは名物の太刀魚のインヴォルティーニをひとくちだけ。ワインはRapitalaのグリッロとカタラットのブレンド、ピアノ・マルテーゼ、Masseria di Feudoのシャルドネ。

夜は同じく3年ぶりのテアトロ・マッシモにてLa Boheme。プッチーニ・フェス以来5年ぶりの同歌劇でしたが今回は字幕スーパーつき(伊語)だったのでミミの人となりもよく分かりました。Cafe Momusに切なく降る雪、ロドルフォの雄叫び、ミミの独白に落涙。ユリよバラよ、泣け、叫べ。

しかし涙に濡れたハンカチが乾く頃には発展場大盛況につき、Grand Hotel delle PalmeのBar Gattopardoにて赤ワイン。あえて名は秘すがどこのスーパーでも売ってるような安シチリアワインしかないのはなぜ?

高校生が生まれて初めて作ったような不出来なクラブハウス・サンドイッチと冷蔵庫に保存してあった出来合い野菜で作った水っぽいインサラータ・ニッツァルダ。シチリアらしいキーワードがちりばめられたカクテルは試してみたいものがいくつもあったが、その他はだめだめ。

なお、事後報告ですが、本日2010年3月6日、池田愛美がパレルモよりNHK地球ラジオに電話で登場し、シチリアのパネッレやアランチーニのことをしゃべりました。日本時間17時、パレルモではまだ朝の9時、Grand Hotel Wagnerよりの生出演でした。MASA