霧のホテル・サン・ドメニコ@Taormina

Chiaramonte Gulfiを出てタオルミーナに向かうも土砂降りは相変わらず。メッシーナはこの大雨で相当被害が出たようだがタオルミーナにつく頃、街は濃霧に包まれて、というよりすっぽりと低く垂れ込めた雲の中。視界5mではカーナビ・キアラも役にたたないのでかつてぐるぐるした記憶を頼りにサン・ドメニコにたどり着く。若い頃の苦労は買ってでもしろとはよくいったもので、カーナビもない時代、地図を頼りにシチリア中駆け抜けた時の記憶は体内にしっかりと刻み込まれており、おかげでパレルモでもカターニアでもタオルミーナでも主だった街は別にキアラなしでも目的地にたどりつけるのだ。

霧の中に幻想的に浮かび上がるサン・ドメニコにこれまた数年ぶりにチェックイン。オフシーズンのため部屋をテラス付きにアップグレードしてもらった。とはいえ雨雲の中にいるようなものだから、テラスの外はなにがあるのか、窓を空けてもさっぱり分からず。

ルームサービスで海老とルーコラのサラダ、チキン・シーザー・サラダをとるも一つ星ダイニングの実力はルームサービスには傾注されてないと見え、書くに値せず。MASA