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バーリ旧市街

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昨年末に引き続き、半年ぶりに訪れたプーリア州都バーリの旧市街バーリ・ヴェッキア。初めて来た時は男三人で片寄せ合いつつびくびくしながら歩いたものですが、数年ぶりに訪れてみると奇麗に修復されて危ない空気はみじんも感じられず。とはいえ狭い裏道をびゅんびゅん飛ばす2人乗りのスクーターにはひやりとさせられることしばしばで、なんとなく用心を怠らずにはいられないのも事実。結婚式の真っ最中だったサン・ニコラ大聖堂から旧市街に入り、プーリアの生活雑貨を売る店や、ベルルスコーニやナポリターノも訪れたといういわくあるバールを訪れ、乾物屋でフリセッレとペペロンチーノを買う。

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そうこうしてるとあっという間に昼時。バーリといえばイカ、タコ、貝の生食が名物。ホントは以前フィキモリの営業マッテオに連れてってもらったバーリの南にある海辺の魚レストラン「アンコラ」に行きたかったのだが、ここからだとちと遠いので断念。向かったのは中央駅西側、オフィス街にある奇麗なオステリア(というよりもリストランテだが)「フォコラーレ」野菜、生魚介類、茹で蒸し魚介類の三種の前菜を頼むとやってきたのがアンティカ・マリーナ@カターニアの小皿前菜もびっくりの中皿オーバル前菜の数々。思いつくままに書くと、岩牡蠣、ウニのような味がするコッツェ・ペローゼ(毛深いムール貝、という意味)、タルトゥーフォ・デル・マーレ、セッピエ(!!!!)、さらにタコとこれら全て生でどどどどん。特にさくさくのセッピエは久しぶりに味わうバーリの官能。タコまで生食いですよ。さらにイワシのポルペッテ、カルチョーフィのフリット、モッツァレッラ・イン・カロッツァ、ビエトラ炒めなどの野菜が登場。特にウリとキュウリの中間のようなこれまたさくさくのプーリア野菜、カロセッリは以後プーリアでの食卓の必須アイテムとなる。

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そうこうしてると調理した魚介料理が登場。インサラータ・ディ・ポルポ、同じくイイダコの墨煮、ムール貝のワイン蒸し、ムール貝のパン粉焼きなどなど。この時点でバーリの山海の幸をあらかた食べ尽くした気になる。しかし次いで米、ジャガイモ、ムール貝の入った南プーリア風パエリア、というか炊き込みご飯「ティエッラ」バーリ弁ではティエッダ、らしい。オーブンか鉄鍋で焼き&炊き上げるこの料理はおこげもできるのでやはりリゾットというよりはパエリア。エビやら何やらの高級魚貝は一切無し。イカ、タコ、貝を中心とした庶民的な魚と米、野菜の食物繊維中心の大量だけどヘルシーな食卓で、勘定はというとこれまた目を疑う安さ。いい店。MASA

匡克 池田
About 匡克 池田 (1167 Articles)
1967年東京生まれ。イタリア国立ジャーナリスト協会会員、フォトジャーナリスト。日本で出版社勤務後独立、1998年よりフィレンツェ在住。「シチリア美食の王国へ」「イタリアの老舗料理店」「フィレンツェ美食散歩」「伝説のトラットリア、ガルガのクチーナ・エスプレッサ」など著書多数。2011年に池田愛美と株式会社オフィス・ロトンダ設立。国際料理コンテスト「Girotonno2014」「Cous Cous Fest2014」で日本人初の審査員となる。 http://www.office-rotonda.jp https://www.facebook.com/ikedamasa

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