嗚呼、再燃@Napoli

まずは、お食事中でしたら、お詫び申し上げます。いやはや、もう、すごい有様でした、久しぶりのナポリ。スパッカナポリのカオスが観光化とともに随分改善されたというのに、またしてもゴミ問題、再燃。前回は遠くからTV観戦していただけだったのですが、今回はこれに”におい”という脳を直撃する刺激を受けて悶絶。その臭いのもととは、生ゴミの腐敗を恐れたのか、ただムカついたからなのか、はたまたその両方が理由でしょうか、住民がゴミに火をつけた後の焼け残りでありました。ナポリのゴミはほとんど無分別ですから、絶対にアブナイものも一緒に焼けています。すごく危険な臭いです。

今回の騒動は、ゴミ処理場建設に反対する建設地付近住民によるゴミ搬入妨害が原因。誰だって自宅のそばにゴミ処理場は欲しくありません。ましてやナポリ、正しい処理が行われるかどうか不安な上に、本当は受け入れちゃいけない産廃ものや、有毒ゴミもこっそり埋めちゃったりする可能性、大。事実、それで土地がダイオキシンに汚染されて、そこの草を食べた羊が汚染されてその乳を飲んだ仔羊がダイオキシン塗れになり、牛乳から作ったモッツァレッラがダイオキシン仕立てとなり、日本も輸入禁止!となった過去がありましたね。

これは、前回の騒動を特別警備隊を派遣してとりあえず治めたベルルスコーニ首相が、そのまま根本の問題を見ないふりして進めた結果。ナポリ・マフィアと本気(=死ぬ気)で戦わなければ、解決の糸口は見つからないのです。つまり、ゴミ問題はあと一世紀くらいは軽く続く可能性はあります。合掌。

お口直しに、ナポリといえばこれ、のエスプレッソ。なぜこのイラストがエスプレッソとつながるのかは謎ですが、かわいいです。mnm