アゲモノな夜、Sant’Agostino23@FIRENZE

去る29日、主催者が帰京中につき東京で開催された肉の日をフィレンツェに居残る有志たちでも履行しました。会場はアゲモニスタとして最近揚げ物摂取が足りていないと感じていた者の独断でSant’Agostino23。orecchia di elefante、象の耳トンカツが食べたくてのセレクトです。
肉の日ルールに則り、前菜の後はいきなり肉。そうでもしないとここの象耳を完食することは叶いません。いや、場合によっては、象耳のみに全力を傾ける必要があります。ところが、当夜食卓を囲んだのは7名、完食はもちろん複数枚オーダーも可。しかし、耳ばかりではさすがに飽きるので、耳は象一頭分、つまり一対のみにとどめて、タルタル、地鶏のレンガのせ焼きなどにも手を伸ばします。本日のメニューにはcarre di vitellaがあったので、きっとローストだろうと思いこんでそれも注文。しかし、登場したのは、象の耳とウリ二つ。つまり、象耳仔牛バージョン、なんのことはないコトレッタ・アラ・ミラネーゼでした。
前菜はおまかせにしたところ、insalata di trippa, insalata di lingua, trippa frittaとなぜかモツ攻め。ニッポン人はモツ好きという情報がインプットされているようです。それだけじゃなんだし、アゲモニスタとしてはficattole、もちっとしたパン生地のフリットも食べたくて注文。これにはもれなくprosciutto crudo toscanoとストラッキーノチーズがついてきます。
斯様に揚げ物を満喫した肉の日衛星版でしたが、留守居幹事を任されたA嬢は肉よりもワインの摂取量が気になるようで、初っ端から「今日は7人なので5Lですかね」などと宣う。ソムリエでもあるからかと思いましたが、単純に酒好きなのだと思い直しました。そのA嬢がレポートした詳細はこちらでございます。写真、なんだかみんな同じ色ですね。揚げ物だからか?と思いましたが、チーズケーキまでも...mnm