南米の記録その6 マチュピチュ

一夜明けたマチュピチュ。しかし夜半から降り続けた雨は朝になってやまず、どーんよりとした霧が垂れ込める最悪の天気。やはり昨日、無理しても遺跡撮影しとけばよかった、とクロワッサン食べながら後悔。しょうがないのでスタッフ全員チェックアウトまで部屋で待機、ということでベッドでふてねしながら天候の回復を待つ。日記書いたりFacebookチェックしたり、津波関連NEWSをCNNで見たり、そんなことしてると「あっ」という間にチェックアウトの時間。見れば雨は上がり、多少ではあるけれど空も明るくなっているではないか。

「よし」と覚悟を決めて、雨具に毛布、帽子にリュックと重装備して遺跡にいざ突入。小雨降る中一列で行軍するマチュピチュ決死隊だが、一歩また一歩と遺跡の敷石を踏みしめるたび、空は明るくなり、小鳥もさえずりはじめる。これならいけるかも、と思い始めた頃、マチュピチュ遺跡のハイライトである見張り小屋に着いた。霧が山肌から立ち上るその神々しい光景。霊峰ワイナピチュはまだその山頂こそ見せないが、すでに荒々しい地肌は遺跡の背後に見え隠れしている。そして人類の叡智が結集した石造りのマチュピチュの遺跡。なんとかかんとかこうして撮影することができました。

今回のペルーへの旅は近日中に某女性誌に掲載されます。最新情報は例によって当ブログまたはFacebookでお知らせいたしますので、ご興味ある方はそちらをご覧下さいませ。MASA