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人生初のVENDEMMIA !!

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イタリア料理のストックフォト10,000点超

先週の土曜日、トスカーナのBolgheriにて人生初のVENDEMMIAを体験させてもらいました。

行ったのはフィレンツェにあるエノテカ「Le volpi e l’uva」のオーナーの一人エミリオさんのカンティーナ。

ここではRossoとBianco両方をBioで造っていますが、今回はRossoに使われるプティ・ヴェルドの収穫をしました!! IMG_3667着いてすぐに手袋をはめてハサミ片手に畑へ

一房一房切り取った後回しながら、どこかにカビや虫、蜘蛛の巣、青い実、傷んだ実が付いていたりしないかとじっくり回しながら見て、一つでもそれらがあれば切り取って行く。 それをただ淡々と繰り返す・・・ IMG_3627

お昼だよー!!と鐘が鳴ったとき、いつの間にか周りを飛ぶ蚊も気にならなくなっていて、眼の前にある一房の葡萄を回しながら、まるでまだうまく言葉を話せない子供が何が言いたいのか察するように、手に持つ葡萄に一生懸命に聞き入っている自分とイタリアに来てからの自分を顧みている自分がいた事に気付いた。ただ収穫をするだけでこれだ。それこそ何年何十年と毎年葡萄を見て世話をしワインを造る人達が、自らの哲学を持っているのは当然のことだと強く感じた。きっと彼らは僕よりも遥かに具体的に、そして当然より長い時間葡萄たちと会話し、自分とも対話しているんだろう。彼らの間に僕は「向き合う」という言葉が佇んでいる気がした。

家に戻るとエミリオさんの奥さん(お母さんの方がしっくり来るので以下お母さん)が料理を沢山作って待っていた。

葡萄棚の下に置かれたロングテーブル、そこに次々と置かれていくお母さんの料理、もちろんワインも。

サラミやチーズを切って(切っているのはエミリオさんと池田さん)

パンにガーリックを擦り込み みんなで席に着いて食べる。

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その後、巨大な器に山盛り盛られたパスタや絶品のアップル・スクランブルをお母さんが出してくれたけれど、余りの美味しさに食べるのに夢中になってしまい写真を撮り忘れてしまった・・・

次回からはしっかりと撮るのでご容赦をm(-_-)m

そしてそれらが食べ終わった後、満面の笑みでお母さんが持って来たのがこのお菓子! IMG_3650

「キレイでしょ!でもとっても甘いよ〜!!」といって渡されたので恐る恐る半分に割って口に少し入れてみると落雁を数十倍甘くした様な味がする。

確かに甘い!!ものすごく甘い!!しかし、ただ甘い。

顔が面白いことになっていたんだろう。顔を見ていたお母さんが笑いながらアップル・スクランブルを出してくれたので僕はこっちが好きだと言って残りを全部貰った。

楽しい昼食が終り、また畑に戻って2時間ほど葡萄を収穫してから、それを運んで機械に入れ、粒とそれ以外を分けて今日の作業は終わった。

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ちなみにこの日僕は全部で2ケース(ボトル換算で約40本)ほど収穫した。

身支度をして車に乗り込むころになると、辺りはもう薄暗くなっていた。

席に座って外の景色を見ながら、何とも不思議なご縁の繋がりでここまで来たものだと思った。

四ヶ月前の僕はここでこうしてVENDEMMIAをすることが出来るなんて夢にも思っていなかった。

僕の将来の夢は「ワインとその生産者に直接関われる仕事を造る」こと。

当然ものすごく難しいと思う。

でも、今回のこの経験は僕のワインに対する見方、視野をグッと広げ、深めてくれたように感じる。

やっぱりワインは素晴しい!! 「ワインだ!!」とイタリアに来て良かったと心底思った1日だった。

 

Genki Takayama
About Genki Takayama (7 Articles)
1995年5月生まれ19歳 高校2年の夏に訪れた際に見たイタリアの田舎の豊かさに衝撃を受け、イタリアワインを中心としたイタリアの田舎に関わるような仕事に就きたいと高校を卒業後渡伊。 現在、ミラノの語学学校に通う。
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