Salone del Gusto開幕 ストリートフード捲土重来

トリノ郊外にあるリンゴットとは、その昔フィアットの工場があった場所で現在はフィエラ、いわゆるイベント会場となっているが、その巨大な建物の屋上には今もフィアットのテストコースが残されている。このリンゴットが現在イタリアにおける食の聖地のひとつとして知られようになったのは、ひとつは隣接するEATALY本店の誕生、そして2年に一度この地で行われるスローフード協会主催の食の世界大会「サローネ・デル・グスト Salone del Gusto」の存在があるからだ。

2014年のサローネ・デル・グストは10月23日開幕。オープニングの記者会見でカロリンことカルロ・ペトリーニは「Basta co ste classifiche! Vojamo er contenuto!” 格付け、ランキングにはもううんざり。われわれが求めているのは内容なのだ。」と発言した。今回目立つのは「ストリートフードの勃興とクラフトビールの加速」イートイン・コーナーではシチリア、リグーリア、トスカーナなどのストリートフードを立ち食いする人、クラフトビール片手にリンゴットを見物する人等の姿が多く見られた。写真はイタリア・クラフトビール界のカリスマ、Baladinのテオ・ムッソ、32 Via dei Birraiのロレーノなどなど。Salone del Gusto速報は引き続きSAPORITAで。