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Firenze秋の風景〜ピッティ&サント・スピリト地区

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アルノ川左岸地区、オルトラルノ地区でもひときわ目立つ巨大な建物がピッティ宮。内部にはパラティーナ美術館、近代美術館、銀器博物館、陶磁器博物館など7つの美術館・博物館が入っており、料理好き、器好きならこのコレクションは見逃せない。ピッティ宮の中庭にはカフェもあるし、ショップではミージアムアイテムであるリチャード・ジノリの復刻版なども販売されている。

背後に広がる広大なボーボリ庭園は冬晴れの日、のんびりと散歩するのに理想的な空間。緑あふれる庭園は石造りの建物が多いチェントロ・ストリコでは貴重な存在で、いわゆるスタンダール・シンドローム解消を兼ねた気分転換にいい。正面広場は冬とはいえ、日射しを求めて日光浴をする若者で一杯だ。広場周辺にはテラスを出したカフェも多いので、天気のいい日のランチはこうしたカフェで過ごすのもいい。

ポンテ・ヴェッキオからピッティ宮まで続くグイッチャルディーニ通りVia de’ Guicciardiniは観光客が多いエリアだけに美味しい店を探すのは難しいが、一歩裏道に入れば、安くて美味しいトラットリアがあちこちにあるのが庶民的なオルトラルノ地区の魅力である。

ピッティ広場から細い小径スプローネ通りVia dello Sproneを入るとやがて小さな広場に出るがここにはトラットリアが2件「クアットロ・レオーニ Quattro Leoni」と「イル・マガッヅィーノ Il Magazzino」があるが、前者はトラディショナル・トスカーナ、後者は内臓料理がスペシャリティ。この広場にはカフェもあり、夜更けまで賑わう地元に人気の穴場スポット。

アルノ川方面にちょっと戻ってサン・ヤコポ通りBorgo San Jacopoで出ると「ホテル・ルンガルノ」の1階には「ボルゴ・サン・ヤコポBorgo San Jacopo」がある。これはフェラガモが経営するホテルのメインダイニングでアルノ川が見える高級リストランテ。行くなら窓際の席を予約してから出かけたい。この通りには老舗トラットリア「カッミッロCammillo」や地下に広いカンティーナがある「マンマ・ジーナMamma Gina」などのレストランやバール、パブなど飲食店が多いので、昼よりも夜間人口が増えるのだ。

 

Masakatsu Ikeda
About Masakatsu Ikeda (1148 Articles)
1967年東京生まれ。イタリア国立ジャーナリスト協会会員、フォトジャーナリスト。日本で出版社勤務後独立、1998年よりフィレンツェ在住。「シチリア美食の王国へ」「イタリアの老舗料理店」「フィレンツェ美食散歩」「伝説のトラットリア、ガルガのクチーナ・エスプレッサ」など著書多数。2011年に池田愛美と株式会社オフィス・ロトンダ設立。国際料理コンテスト「Girotonno2014」「Cous Cous Fest2014」で日本人初の審査員となる。 http://www.office-rotonda.jp https://www.facebook.com/ikedamasa
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