レストランのEXVオリーブオイルは本日より注ぎ足し禁止

今日、11月25日より、イタリア全国のレストランで客席に供すエクストラ・ヴァージン・オリーブオイルの瓶はすべて、“注ぎ足し不能”でなければならないという条例が施行された。消費者にエクストラ・ヴァージン・オリーブオイルの質を保証するために、ボトルのエチケットに書かれているもの以外のオイルがレストラン裏でこっそりと注入されるのを防ぐためである。厨房で使われる分についてはこの限りではないが、客席用に詰め替え可能なボトルを使用してきたレストランには打撃である。そして、今日を境に、詰め替えボトルを使用していることが見つかれば、1000〜8000ユーロの罰金が課される。これはかなり厳しい金額だ。しかも、新規定に適っていないボトルの在庫を抱えているケースもある上、法律の本格施行までの猶予期間も設けられていないというから、禁煙条例の時よりも厳しい。かねてから、この法律が成立するとは言われていたから大部分の飲食店は覚悟をしていただろうが、ミネラルウォーターの例もあるし(本当はお客の眼前でボトルを開けなければいけない決まりだが、規格に添った浄水器経由の水ならカラフェでの提供も可)、なんとなく抜け道が出てきそうな気もする。だいたい、エクストラ・ヴァージン以外のオイルにはこの条例は機能しないので、ピュアオイルに切り替える店が増加、などということもありうる。さて、どうなるのか。これからしばらく、レストランではテーブル上のオリーブオイルを注意して見てみたい。

 

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池田愛美 Manami IKEDA ジャーナリスト、コーディネーター 出版社に女性誌編集者として勤務後、1998年イタリアに渡る。旅と料理の分野でインタビュー、取材、撮影、執筆、講演活動を日本、イタリア両国で行う。主な著書に「シチリア美食の王国へ」「サルデーニャ!」「フィレンツェ美食散歩」「ローマ美食散歩」「アマルフィとカプリ島」「伝説のトラットリア・ガルガのクチーナ・エスプレッサ」「Dolce!イタリアの郷土菓子」「極旨パスタ」「最新版ウイーンの優雅なカフェ&お菓子」など多数。

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