「Vieni in Italia con me」&「XXL」W発表会

去る2014年11月30日、ローマ・オスティエンセ駅にあるEATALY ROMAで行われたFOOD&WINE FESTIVALはIdentita GoloseとMerano Wine Festivalのコラボ・イベント。EATALY  ROMA3階に新しくできた3つ星シェフ、ニコ・ロミートNico Romitoの新店「SPAZIO」プレビューもあったが目玉イベントはこちら。モデナの3つ星シェフ、マッシモ・ボットゥーラMassimo Botturaの新刊「Vieni in Italia con me」とIdentita Goloseを主宰する、わたしが敬愛するジャーナリスト、パオロ・マルキPaolo Marchiの新刊「XXL」のW発表会&2人による貴重なトークショー。

ボットゥーラの「Vieni in Italia con me」はタイトルから想像されるような旅行書、ではもちろんなく、ボットゥーラの厨房での仕事ぶりを中心に写真と文章でつづった大判写真集。先日フランチェスカーナでインタビューした際にも、全面裁ち落としの湯気の写真を示して「この湯気は厨房と料理人を表している。これがおれたちが働く世界だ」と表現。「スターシェフ」というよりも「一料理人」としての矜持と哲学を示した、これまでの集大成ともいえる一冊である。

一方パオロ・マルキの新刊「XXL」はサブタイトルが「わたしを広げた50のレシピ」とあり、これはスポーツ・ジャーナリストとしてキャリアをスタートさせたパオロ・マルキが、イタリア料理の取材を重ねていかに人生の幅を広げていったか、という意味と、常々「サッカー記者をしている頃はこんな体重じゃなかった、いまは肥満記者クラブを作ろうと思っている」と真意はとにかく発言しているだけに「自分を太らせた」という二重の意味を持つサブタイトルなのである。

今イタリアの書店で料理書コーナーを賑わせているのはこの2冊。「Vieni in Italia con me」、にご興味ある方、購入ご希望の方はサポリタ・ショップからどうぞ。

Masakatsu IKEDA
About Masakatsu IKEDA 1141 Articles
池田匡克 Masakatsu IKEDA ジャーナリスト 1967 年東京生まれ。出版社勤務後1998 年イタリアに渡り独立。旅と料理のビジュアル・ノンフィクションを得意とし、イタリア語を駆使したインタビュー、取材、撮影、執筆、講演活動を日本、イタリア両国で行う。主な著書に「シチリア美食の王国へ」「イタリアの老舗料理店」「サルデーニャ!」「フィレンツェ美食散歩」「アマルフィとカプリ島」「Dolce!イタリアの郷土菓子」「世界一のレストラン オステリア・フランチェスカーナ」など多数。 2003年度「シチリア美食の王国へ」がイタリア文化向上に貢献した出版物に送られるマルコ・ポーロ賞(イタリア文化会館主宰) 最終候補作品にノミネート 2005年よりイタリア国立ジャーナリスト協会所属 2011年株式会社オフィス・ロトンダ設立。現在代表取締役 2014年日本初のイタリアの旅と料理をテーマにしたWEBマガジンSAPORITA設立。国際料理大会Girotonno、Cous Cous Festに日本人として初の審査員に選ばれる

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