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行ってみよう!EXPO MILANO ~エキスポってどんなとこ?編~

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“Nutrire il Pianeta, Energia per la Vita” (地球に食料を、生命にエネルギーを)テーマに、2015年5月1日、
ミラノ近郊に開幕したEXPO MILANO.各国から148ケ国が集結する大規模な国際展示会でありながら日本館以外
詳しい情報が見当たらないという現状を不思議に思っている人も多いのでは?

今回エキスポを見に遠路はるばるやって来た筆者。エキスポの概要、見どころ、日本では入手しずらい情報などを
独断と偏見を込めて2回に渡ってお届けします。行こうかどうか迷っている方、ぜひ拙稿をご参考に!

◎そもそもエキスポとは?

    「エキスポ」「万博」といえば一番記憶に新しいのは2005年に名古屋で開催された「愛・地球博」。エキスポミラノはこの一連の万博であり、記念すべき第1回目は、なんと19世紀、1851年のロンドン博にさかのぼります。万博は「国際博覧会条約」という国際条約に基づいて行われており、開催の趣旨は「公衆の教育」…とお堅い言葉が条約にはありますが、過去の例を見ても華やかで楽しい国際的な教養イベント、と言ったところでしょうか。今回のエキスポミラノのテーマは「食」。さて、どんな「食」との出会いがあるでしょうか。(こちらについて詳しくは次回ご紹介します。お楽しみに!)

◎開催場所、Rho Fiera(ローフィエラ)ってどこ?
開催場所はミラノ近郊のRho(ロー)地区にあります。電車はFS線、地下鉄の両方でのアクセスが可能。この場合駅名が微妙に異なりFS線は「Rho-Fiera EXPO2015駅」、地下鉄はM1線「Rho-Fiera駅」です。M1「Rho-Fiera駅」を目指す場合、通常の地下鉄のチケット(1.5€)ではなく2.5€の別料金チケットになることをお忘れなく!
また、M5線の駅が新しく増えM1のLotto駅で乗り次ぎが可能なったため、アクセスは非常に便利になりました。メトロはぜひ最新の路線図で確認してくださいね。

※ミラノ中央駅情報:駅構内からホームに出るのに、ガラス扉が設置されセキュリティチェックが行われるようになりました。エキスポ関連での観光客の流入に加え、昨今の大量移民もミラノ中央駅付近に来ている場合があり、タイミングによってかなり混雑します。手荷物には十分注意しましょう。

◎チケットの購入
チケットの種類や購入については「日本館」の公式ページの詳細がおすすめです。このほか、ミラノ中央駅、エキスポの各入場口近くにもあるので、事前にスケジュールが確定しなくてもふらりとエキスポに立ち寄ることも可能。さらにアリタリア航空ではエキスポとのさまざまなタイアップキャンペーンが実施されているので、航空券と一緒にチェックしてみるのもおすすめです。

会場でのチケットセンターは、西口、東口は入口の近くにありますが、南口は少し離れた「ExpoVillage」が最寄になります。

◎いざ、エキスポへ!~まずは地図を手に入れよう~
エキスポの入場口は西口、南口、東口の計3つ。鉄道Rho-Fiera EXPO2015駅または地下鉄M1のRho-Fiera駅から入るなら西口ゲートからになります。西口ゲート前にはチケットセンター、ベビーカーのレンタルスポット、入場してすぐの場所にATMもあるので、準備万端でなくとも安心。少し進めば車椅子のレンタルスポットもあり、幅広い観客層を受け入れる体制が整っていると言えるでしょう。
入場するとオフィシャルマップを配っているスタッフがいるので、さっそく1枚ゲットしましょう!地図は英語(ピンク色)、イタリア語(緑色)の2種類です。

◎ミラノエキスポの主な構成

東西の通路DECUMANO 両側に各国の旗が見える。

東西の通路DECUMANO 両側に各国の旗が見える。

ミラノ万博は西側入場口から東側入場口に向かって、屋根付きの大きな通り(DECUMANO)をまっすぐに伸ばし、その左右両側に各施設を配備するというシンプルな造りになっています。各国のパビリオンは通りに旗が立ててあるため、左右を見渡しながら「どこに行こうか」と歩くのも楽しいです。

南北の通路CARDO イタリアの旗と、その先に「生命の樹」が見える。

南北の通路CARDO イタリアの旗と、その先に「生命の樹」が見える。

その通りの真ん中(正確には中心からやや東側)に交差するように南北の大通り(CARDO)があり、ここは今回の主催国、イタリアがメインとなり左右にイタリアの州、企業、団体の小規模パビリオンが並んでいます。ここはどこも小規模ですが、地域色豊かでイタリア好きにはたまらないスポットかも…!

産地のぺビリオン付近に設置してあるカカオの「Thematic Area」。

「カカオ&チョコレート」の「Thematic Area」にあるパネル。このほか同じようなパネルが複数あり、生産の様子を展示している

さらに各パビリオンの間にはパネル形式で今回のテーマ展示する「Thematic Area」を設け、各パビリオンを渡り歩きながら「食」についてより深く理解できるようになっています。

このほか、野外でのイベント、セミナースペース、レストラン、カフェなどの飲食、休憩場所も充実。特に今回のエキスポの中で一際目を引く大型モニュメント「Tree of Life(生命の樹)」周辺は休憩場所にもなっており、来場者の憩いの場所になっています。(TOP画像左が「生命の樹」です)

バスマティ米がテーマのパビリオン付近のパネル。館外からも情報が得られるように配慮されている。

バスマティ米がテーマのパビリオン付近にあるパネル。館外からも情報が得られるように配慮されている。

◎各国パビリオンの違い
各国のパビリオンの規模は国によって異なり、イタリア館、日本館などの重層階から成る大型パビリオンもあれば、ワンルームほどの小規模なものまで様々。中身も無人の展示形式があれば、販売、体験などを取り入れた物産展型、スクリーンを取り入れたエンターテインメント型などなど…それぞれの個性や工夫を楽しめます。
パビリオンによっては特産の料理や飲み物が試せるところも。館内に飲食スペースが併設されているところと、館外で販売しているところに分かれているので「ここぞ!」と思ったときには何か売っていないか探してみましょう。現地でしか食べられない伝統料理、定番料理がひっそりと売っていたりするので見逃せません。

◎パビリオンのデザインにも注目
その国のイメージ、そして今回のテーマを表しているのがパビリオンのデザイン。斬新なセンスが光るパビリオンを写真でご紹介します。各国気合の入ったデザインは眺めながら歩いているだけでも楽しくなります。
全部入りきれなかったのが残念!ぜひみなさんは一つでも多くのパビリオンを体験してみてくださいね。

大まかなご紹介ではありましたが今回はここまで!
次回はさらに詳しく、エキスポで食べられるちょっといいもの…ほか、筆者のおすすめ&楽しみ方編をお届けします。

崎野晴子
About 崎野晴子 (3 Articles)
料理家・フードジャーナリスト 料理編集者を経て料理家・フードジャーナリストへ。イタリアは中北部(エミリア・ロマーニャ州、トスカーナ州、ウンブリア州など)を中心に、豊かな食文化のお話をお届けします。
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