セビリアよりタパス・チャンピオン来襲、Quisitapas@Firenze

フィレンツェの5つ星ホテルWestin Excelsior Firenzeのダイニングの一角がこの夏タパス・バー「クイシタパス Quisitapasとしてオープン。スペイン・ブームに乗っかった単なるタパス風ではなく、セビリアのタパス・チャンピオン、マヌエル・サンチェス・ヒメネス Manuel Sanchez Jimenesをシェフとして招聘。クラッシック、フィレンツェ風、クリエイティヴの3種のタパス・ラインを基調としている。この日試食したのはハモン、ソロミージョのミニ・ハンブルゲサ、サルモレホ、カラビ・ネロのアロスなどのクラシックなタパス、あるいはバル料理。フィレンツェ風はミニ・パッパ・アル・ポモドーロはじめいずれも人気無くほとんど誰も手を付けなかった。秀逸なのはやはりマヌエルのクリエイティヴ・タパスで、アロス・ネグロとバッカラのマヨネーズ&アイレは誰もが期待するヌエバ・コシーナの世界。さらに驚愕は「イベリコのカプチーノ」これはイベリコ豚の煮込みをグラスの底にしのばせ、トリュフ・アロマのクリームを泡に見立ててトッピング。最初甘く、やがてインパクトの強いイベリコ豚が味蕾を刺激する新しい味覚の構築法。価格はリーズナブル、スペイン・ワインも幅広くオンリスト。