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Articles by Manami Ikeda

About Manami Ikeda (313 Articles)
大学卒業後、出版社に就職。女性誌編集に携わった後、98年に渡伊。以来ずっとフィレンツェ在住。取材とあらばどこにでも行きますが、できれば食と職人仕事に絞りたいというのが本音。趣味は猫と工場見学。

ローマ伝統料理、14年ぶりの復活

2015年3月20日

狂牛病(BSE)の発生によって、イタリアの食生活は少なからぬ影響を受けてきた。2001年にEUの食品衛生委員会による狂牛病対策条例が施行されて以来、数々の伝統料理が“追放”の状態にあった。牛肉はその産地、生育地、精肉処理地を明記した個体別のエチケットがないもの、及び非可食の部位(おもに内臓)は流通を... [続きを読む]

第9回Olio Capitaleに行ってみた

2015年3月15日

去る3月7日から10日までの四日間(最終日は半日だったので、正しくは三日半)、トリエステで第9回Olio Capitaleが開催された。トリエステ商工会議所が主催するエクストラ・ヴァージン・オリーブオイル見本市である。通常、見本市というものは業界内のバイヤーを対象としていることが多いが、このオリオ・... [続きを読む]

アマトリチャーナににんにくは是か非か

2015年2月19日

カルボナーラに生クリーム、アマトリチャーナににんにく、ペスト・ジェノヴェーゼにバター。このなかで間違いはどれでしょう。 レシピにおける厳格な伝統主義者であれば、これは全て間違いだと断言するだろう。ところが、有名なシェフが「こうすればもっと美味しくなる」と推奨したら? そうかもしれないと試す人、あのシ... [続きを読む]

ガルガのクチーナ・エスプレッサ00ガルガ伝説、ある伊達男とある善良な男の物語(無料配信)

2015年1月24日

ルネッサンスが華開き、その五百年前当時の街並をほぼ維持しているフィレンツェには、古くからのレストランが結構残っている。数百年とまではいかないが、二百年、百年の歴史を誇る店も少なくない。それら老舗レストランでは、伝統的なトスカーナ料理を出し、伝統料理を頑に愛する地元民やせっかく古都に来たのだからと伝統... [続きを読む]

シチリア美食の王国へ00はじめに(無料配信)

2015年1月7日

なぜイタリアなのか。 これはイタリアに初めて旅した十数年前からのテーマである。イタリアを好きという人は多い。イタリアブームは終わらないとまでいわれているが、どうしてこんなに惹かれるのだろう。人によっていろんな理由があるだろうが、私達にとっては「イタリア=食の地」である。それも飾り立てること無く、スト... [続きを読む]

イタリアの麻の布を訪ねて@Coazze, Piemonte

2014年12月15日

ローマに住む知人がイタリアの麻を紡いで布を織っていると聞き、イタリアの麻という言葉に引っかかって、この国にそんな産業があるのかと興味を抱いた。話をよく聞いてみると、第二次世界大戦まではイタリアの各地でごく普通に麻が栽培され、庶民(農家)はその麻から繊維を取り出して紡ぎ、布を織ってシャツやワンピース、... [続きを読む]

「アレルゲンはすべてメニューに記載すべし」発令

2014年12月13日

明日12月13日より、EU内の飲食店では料理に含まれているアレルゲンをメニューに明記しなければならないという法律が施行される。飲食店だけでなく、原材料メーカーもラベルに記載しなければならないのだが、この法律に抗議活動を繰り広げているのは主に飲食店業界だ。 メニューを毎日手直しする店、不定期にメニュー... [続きを読む]

オリーブオイルガイドFlos Olei 2015発表会@Roma

2014年12月9日

イタリアでオリーブオイルのガイドブックは幾つかあるが、世界各地のオリーブオイルを取り上げ、オイルはもとより生産者の栽培製造方法により重点を置いて評価しているのは、Marco OreggiaとLaura Marinelli責任編集による「Flos Olei」(伊語・英語併記)だけである。去る11月29... [続きを読む]

レストランのEXVオリーブオイルは本日より注ぎ足し禁止

2014年11月26日

今日、11月25日より、イタリア全国のレストランで客席に供すエクストラ・ヴァージン・オリーブオイルの瓶はすべて、“注ぎ足し不能”でなければならないという条例が施行された。消費者にエクストラ・ヴァージン・オリーブオイルの質を保証するために、ボトルのエチケットに書かれているもの以外のオイルがレストラン裏... [続きを読む]

Panificio S.Forno@Firenze

2014年11月22日

アルノ川の南側、オルトラルノにこの秋、一軒の新しいパン屋が登場した。名前は「s.forno」。窯から出すsfornareと、経営するエノテカ・リストランテのSanto BevitoreのSをかけたらしい。天然酵母を使った薪焼きのパーネ・トスカーノ、フォカッチャ、バゲット、ビスコッティのほか、マフィン... [続きを読む]

Pizzeria Berberè@Firenze

2014年11月22日

ピッツァ後進国のフィレンツェは、満足のいくナポリ・ピッツァを見つけることすら苦労するのだが、昨今各地で発生しているグルメ・ピッツァの店がとうとう上陸、これで“美味しいピッツァ”を食べたいという欲求を満たすことが叶うようになった。そもそも、フィレンツェでピッツァといえば、少しでも冷めれば堅くなるか、や... [続きを読む]

I Vini della Costa Toscana試飲会

2014年11月1日

イタリアワインの生産者はDOCやDOCGなど認定単位での組合や協会を設立して活動するほかにも、さまざまな理由づけをして連帯を組み、共同でイベントやプロモーションを行う。特に、トスカーナやヴェネトにその傾向が強い。去る10月29日にフィレンツェの中央市場2階のイベントスペースで開催されたVini de... [続きを読む]

Barilla Insieme Day

2014年10月29日

去る10月7日、パルマのバリラ社において、ジャーナリストやマーケティングなど食分野の活動に携わる人を対象とした一日セミナー「Barilla Insieme Day」が開催された。会場はパルマ市内にあるアカデミア・バリラ、100人収容のホールがほぼ満席となる参加者が集まり、「これからの食のありかた、そ... [続きを読む]

Natale前にひっそりと“死者のパン”

2014年10月29日

10月後半のミラノ。パスティッチェリアのウインドウにはパネットーネが姿を表し始める。ハロウィンの飾り付けをしているところもあるが、それと同時にクリスマスに向けてパネットーネを売り込む店が多い。大きくて目立つパネットーネを見ると、否が応でも、年末に向けての気ぜわしい気分にさせられるが、その陰に隠れるよ... [続きを読む]

イタリアの絶景26 サン・ヴィート・ロ・カポ

2014年10月12日

シチリア州トラーパニ県に属するサン・ヴィート・ロ・カポは、その名(カポ)が示すように、海に突き出した小さな半島である。海からそびえる岩山は風を遮って船を守る。サン・ヴィートの名は、紀元300年頃、ディオクレアティヌス帝の追手から逃れるため、シチリア南部のマザーラから海を渡ってやってきたローマ貴族高官... [続きを読む]
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