テロワールの違いを如実に表現、ノン・ドザージュのフランチャコルタを味わう@Il Ristorante Luca Fantin, Bulgari Ginza Tokyo
1995年、瓶内二次発酵ワインとしてイタリアで初めてDOCG(統制保証原産地呼称)の認定を受けたフランチャコルタは着実に成長を続け、今やイタリアを代表するプレミアム・スパークリングワインとして揺るぎない地位を確立している。品質向上はもちろんのこと、ビオ(有機農法)への… 続きを読む
1995年、瓶内二次発酵ワインとしてイタリアで初めてDOCG(統制保証原産地呼称)の認定を受けたフランチャコルタは着実に成長を続け、今やイタリアを代表するプレミアム・スパークリングワインとして揺るぎない地位を確立している。品質向上はもちろんのこと、ビオ(有機農法)への… 続きを読む
パネットーネをもっと日本で広めるために活動する「パネットーネ・ソサエティ」がその設立1周年を記念して、11月27日にリアルなパネットーネ・テイスティングを開催する。題して「パネットニアーモ2021Novembre」は、イタリアと日本のパネットーネ8種類(ミラノ・クラッシコ4、コン… 続きを読む
観光の街フィレンツェには、ホテルだけでなくB&Bやバカンスハウスも含めればそれこそ星の数ほど宿泊施設がある。わずかな五つ星ホテルやスモールラグジュアリーホテルを除き、その大半は荷物を置き寝ることを主目的とした、その割に結構な料金がかかる、いわゆる観光ホテルだ。そうした従来… 続きを読む
2020年11月、イタリア ミシュラン2021の発表はオンラインで行われた。新たに星の評価を得たシェフが幾人か画面に登場したが、その中にリストランテ「Aalto」の岩井武士シェフの姿があった。2019年11月にオープンし、すぐ翌年に一ツ星という快挙。それだけでも偉業だが、2020年… 続きを読む
かつて人々の“胃袋”を支えていた市場。建物の老朽化やスーパーマーケットの普及に伴ってほとんどの市場はいつの間にか忘れられかけた存在になっている。しかし20世紀初頭前後に建てられた屋内市場は、当時最先端の技術やデザインを取り入れた、建築遺産とも呼べるほどの立派な施設も多い。そんな市… 続きを読む
ミラノに実験的なフードスポットが誕生した。Merging taste(味の合体)から最初の音を取り、「META」と名付けられたそこは、一見すると小規模なフードコートである。が、実は緻密な戦略に基づいた斬新な食のスタートアップ・プロジェクトだ。
プロジェクトを立ち上げたのは、ルドヴィコ… 続きを読む
ここ最近のミクソロジーブームは、イタリアにクラフトスピリッツ&リキュールの旋風を巻き起こしている。特にジンとベルモットの勢いがすごい。ベルモットはイタリアに昔から存在する薬草酒の進化系だが、ジンはイギリス生まれ、イタリアでの製造は歴史が浅い。そして、蒸留システムを導入し、国の厳し… 続きを読む
2008年6月にオープン以来、フォーシーズンズホテル・フィレンツェのエグゼクティブシェフを務めていたヴィート・モッリーカが、イギリスやアメリカ、アラブ首長国連合など世界各地でラグジュアリーレストランを展開するイタリア企業に請われて去り、その後を誰が引き継ぐのか注目されていたが、こ… 続きを読む
昨年開催予定だったUEFA EURO 2020が一年延期で今年の開催となり、ロックダウンで溜まりに溜まった鬱憤をここぞとばかりに発散している今日この頃のイタリア。ある時のラジオでは「イタリア人の7割以上がTVかラジオで実況を追い、その8割がピッツァをお供にするんだけど、残りの2割はス… 続きを読む
シチリアの州都パレルモの胃袋を支えるのは、ヴッチリア、バッラロ、カポ、三つの市場。廃墟と見紛うような建物の合間を縫う路地に店が並び、見事なバランスで巨大なカリフラワーやアーティチョークが積み上げられていたり、激しいシチリア訛りで呼び込むダミ声がこだましていたり、カオスのひとことに… 続きを読む