Dolce

イタリア菓子伝07 リッチャレッリ

シエナは、トスカーナにおけるフィレンツェの永遠のライバルである。ルネサンス以前より栄え、街並みにはその繁栄の名残がしっかりと見て取れる。歴史や伝統にこだわるところはフィレンツェに負けない。ただ、明るく華やかというよりは、厳かで重厚。菓子も見た目よりも [続きを読む]

06Firenze,Toscana

イタリア菓子伝06 トルタ・メリンガータ

バール・パスティッチェリアのウインドウの一番目につくあたりに手のひらほどもあるメリンガ(メレンゲ)が山のように積まれているのをよく見かける。卵白と砂糖を泡立てて乾燥焼きしたものが、いっぱしのお菓子づらをして鎮座しているのが、どうしても不思議でならない [続きを読む]

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イタリア菓子伝05 コンフェッティ

結婚式に欠かせない、アーモンドを糖衣で包んだコンフェッティ。古代ローマ時代にはすでに存在し、子供の誕生や結婚の祝祭菓子として用いられていた。ただし、当時はまだ砂糖はなく、蜂蜜と小麦粉でアーモンドを包んだものだった。糖衣で包むという方法は、伝説によれば [続きを読む]

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イタリア菓子伝03 パスティエラ

復活祭の時期になるとスーパーなどでコロンバが山と積まれているのが目につく。でも、ナポリでは復活祭といえばパスティエラである。表面にリボン状のパスタ・フロッラで網目模様があしらわれ全体に黄金色をしたトルタだが、見た目のシンプルさに惑わされてはいけない。 [続きを読む]

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イタリア菓子伝02 オッフェッレ・ディ・パローナ

うっすらきつね色をした、木の葉の形の薄焼きビスコッティ、オッフェッレ・ディ・パローナ。なんの飾りもない素朴な姿は、修道院に伝わる菓子なのかと思わせる。箱だって、デザインはなんだか古めかしく、鐘楼のようなものが描かれていて宗教っぽい感じがしなくもない。 [続きを読む]

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イタリア菓子伝01 パン・ディ・ラメリーノ

初めてこのパンを食べたのは春だったか秋だったか。全く記憶がないが、ほのかな甘さとローズマリーの香りははっきりと覚えている。それまでローズマリーといえば料理に使うもので、甘いものに合わせることを知らなかったからびっくりしたのだ。その後、カスタニャッチョ [続きを読む]

06Firenze,Toscana

イタリア菓子伝10 トルタ・イリス

5月のフィレンツェ。ミケランジェロ広場のすぐ傍にあるローズ・ガーデンは多くの観光客で賑わうが、広場を挟んで反対側にもう一つ見頃を迎える庭園がある。1954年に設立されたイリス(アヤメ)・ガーデンだ。4月の終わりから1ヶ月間無料で一般公開しているこの庭 [続きを読む]