SAPORITA NEWS

Restaurant

ローマ美食散歩01相席御免のバッカラ食堂 Filettaro@ROMA

2015年6月17日

街を歩けばどこもかしこも「ストリートフードあります」と書かれている看板を目にしないことがないほど、今のイタリアにはストリートフードがあふれかえっている。とはいえフィレンツェのランプレドットひとつ取ってみても分かるように、ひとくちにランプレドットといっても玉石混淆。流行っているから、というだけの理由で... [続きを読む]

シラクーサで出会ったパニーノ・キング Borderi@Siracusa

2015年6月8日

シラクーサ旧市街、オルティージャ島のアポロ神殿から北側には市場が広がっている。カターニアやパレルモに比べると規模は小さいけれども内容ははというとさすがシチリア。例によってカジキやマグロが並んだ魚屋から、様々な保存食を扱う乾物屋、色とりどりの野菜が並ぶ八百屋と、シチリアの市場を眺めて回るのはとても楽し... [続きを読む]

ほんもののローマ下町料理Agustarello@Roma

2015年5月31日

リストランテ「アグスタレッロ」は、ローマの下町テスタッチョ地区にある。現主人アレッサンドロ・コンメントゥッチの父親が始めた店だ。 ローマ中心地を蛇行したテヴェレ川がその流れをまっすぐ海に向かって進み始めた辺りで、川をはさんで北はトラステヴェレ地区、南がテスタッチョ地区となる。どちらも下町と呼ばれてい... [続きを読む]

航海図という名の魚貝料理店Portolano@Gallipoli

2015年5月29日

モンダドーリ社のガイドブックは写真や図説が豊富で、町の成り立ちや見どころがわかりやすくて便利である。何よりグラフィックデザインが美しく、見ているだけで旅情をそそられる。巻末にはちょっとした工芸品情報が載っていて、「プーリア」編には、ガッリーポリは漁師が作る籠で知られているとあった。籠好きとあらば見逃... [続きを読む]

正しい伝統料理リストランテ、Osteria del Tempo Perso@Ostuni

2015年5月26日

プーリアの真ん中あたりに“白い町”は幾つかあるが、一番有名なのはオストゥーニだろう。毎年塗り替える壁はしみ一つなく、それでも妙な真新しさは感じさせない。やはり冬の間に真っ白に塗り直すカプリが、やや厚化粧すぎて落ち着かないのに比べ、オストゥーニの白さはごく自然な感じがする。しかし、オストゥーニは素朴な... [続きを読む]

サレント家庭料理の華、Le Zie@Lecce

2015年5月26日

パスタの道を辿る時に避けては通れないのがサレント半島。レッチェを中心とするアドリア海とイオニア海にはさまれたイタリア最東端の地域である。古代ギリシャの植民によって草創期は著しく発展したが、後に繁栄した中部イタリア以北のヨーロッパから半ば取り残されたために独自の生活様式がしぶとく生き残った地域でもある... [続きを読む]

豚の王様マヨーレ Majore@Chiaramonte Gulfi

2015年5月23日

南シチリアのバロック地帯にはノート、モディカ、ラグーサという3大バロック都市が存在するが、そうしたバロックの聖地とは違って訪れる観光客は極めて少ないものの、シチリア肉料理の聖地として多くの料理人たち、特にシチリアを目指す日本人料理人から崇拝されている町がキアラモンティ・グルフィだ。 キアラモンテ・グ... [続きを読む]

元気なお母さんの店La Taverna del Duca@Locorotondo

2015年5月23日

プーリア州ロコロトンド。世界遺産の町アルベロベッロの隣、この界隈に多い”白い町”の一つだ。夏の暑い日射しをあびてまぶしいくらいに輝く白い町は、日中は高い気温を避けて人々は出歩かない。静かな路地の裏のまた裏を彷徨っていると突然賑やかな声が聞こえてくる。そこは、元気なお母さんAntonellaが切り盛り... [続きを読む]

ミラノ・ガレリア内にカルロ・クラッコの新店近々OPEN

2015年5月21日

ミラノのランドマーク、ガレリアは現在ミラノ市が管理運営しているがこのたび数件のテナントと契約更新しないことを発表。そのうちの1件がメルセデスのショールームだが、そのあとにはカルロ・クラッコのレストランが入ることが発表された。ミシュラン2つ星はじめ数々のタイトルを持つカルロ・クラッコはMaster C... [続きを読む]

タオルミーナの魚介食堂イル・バルカイオーロ Il Barcaiolo@Taormina

2015年5月21日

タオルミーナの海岸沿いにマッザロという小さなビーチがある。ここにはヴィッラ・サンタンドレアとマッザロ・シー・パラスというふたつの豪華ホテルがあるが、そのホテルにステイするゲストが足しげく通うのは高級リストランテではなく、実は同じマッザロのビーチにある知る人ぞ知る小さなリストランテ「イル・バルカイオー... [続きを読む]

シチリアの食を堪能するAntica Marina@CATANIA

2015年5月20日

2003年1月、「シチリア美食の王国へ」の取材で初めて訪れて以来、カターニアに来るたびに幾度となく訪れてはその豊饒なシチリアの海の幸に驚かされて来たのが、ペスケリア市場にあるトラットリア・アンティカ・マリーナだ。なんといってもアンティカ・マリーナ最大の魅力は、その厨房が東シチリアで最も活発な市場に直... [続きを読む]

郷土料理巡礼の旅 アルトゥージ・ブーム再来

2015年4月2日

イタリア料理好きならば「アルトゥージの料理本」という書名を聞いたことがある方も多いのではないだろうか。イタリア料理の父とも呼ばれるアル トゥージとは後半生を美食家、作家として過ごしたペッレグリーノ・アルトゥージのことで1820年にエミリア・ロマーニャ州のフォルリンポポリに生まれ 1911年にフィレン... [続きを読む]

希少食材王国イタリア DOP食品

2015年4月1日

以前イタリアが誇る食文化の特殊性に小国分裂の歴史が織りなすカンパニリズモ、つまりは文化多様性「クルトゥーラ・ディヴェルシタ」があると書いたが、それはパスタのみならず料理を構成する最小単位、つまり食材レベルにおいても存在している。 EU発足以後、食の分野においても中央集権的な食材のコントロールはますま... [続きを読む]

『クイント・クアルト』肉料理礼賛

2015年3月31日

本来一皿で完結するべきパスタが第一の皿、第二の皿、とコース料理に取り入れられるようになってからイタリアのパスタはアイデンティティを失ってしまった、といったのは19世紀から20世紀にかけて活躍した作家であり美食家であるペッレグリーノ・アルトゥージだった。時は流れて21世紀の現在、それよりもよく耳にする... [続きを読む]

トラットリア、オステリア、リストランテ概論

2015年3月29日

イタリアのレストランは幾つかの形態に分かれているが、イタリア料理がその歴史的背景から非常に複雑なのと同じく、時としてそのカテゴライズの複 雑さにとまどう旅人も多い。一般的な分類としてトラットリア、オステリア、リストランテ、ピッツェリア、バール、エノテカ、ワイン・バー、ターヴォラ・カ ルダなどがあり、... [続きを読む]

現代イタリア料理の巨人マルケージ85才を迎える

2015年3月29日

イタリア料理を語る上で欠かせない巨人は歴史上3人いる。ひとりは古代ローマでレシピ集を記したアピシウス。フェリーニの映画「サテリコン」にあるようなローマの響宴を書き記した歴史上もっとも重要なレシピ集は「古代ローマ料理 アピキウスの料理帖」など日本語にも訳されているので目にしたことがある人も多いのではな... [続きを読む]

ミラノのベジタリアン・ナイト RATANÀ@MILANO

2015年3月29日

3月のある日のこと、わたしが敬愛するミラノのジャーナリスト、パオロ・マルキが主宰するIdentita Golose イデンティタ・ゴローゼより案内が届いた。ミラノのリストランテ「ラタナ Ratanà」にて3人のシェフによるベジタリアン・ナイトをおこなうという。御大自らの召集令状を断るわけにはいかない... [続きを読む]

国境の茹で肉食堂Da Pepi@TRIESTE

2015年3月22日

須賀敦子さんのエッセイ「トリエステの坂道」を読んでいると、時折無情感、寂寥感に似たどうしようもない悲しさがこみあげてくることがある。それはスロヴェニアに国境を接し、クロアチアまでもわずかな距離の「国境の街」に漂うノスタルジーというか時代に取り残された孤独な空気ゆえであり、『ユーゴスラヴィア[クロアチ... [続きを読む]

Massimo Bottura “Vieni in Italia”インタビュー

2015年3月15日

EatalyやFertrinelliとのコラボで最新の著書「Vieni in Italia con me」(英語名”Don’t trust in skiny chef”)のイタリア縦断キャンペーン展開中の三つ星シェフ、マッシモ・ボットゥーラ。昨年10月にモデナでイ... [続きを読む]

Bistrot Milano Centrale@Milano:駅食堂の最新形

2015年3月1日

旅行客の絶えず行き交う空港や駅は、いつの時代も旅情をかき立て、どことなくロマン漂う場所である。ミラノ中央駅のホームに降り立ち、まっすぐに進むと、エスカレーターの向こうにバールや売店が並んでいる。その中で一際目を引くのがBistrot Milano Centraleである。ここはAutogrillが、... [続きを読む]

Antico Cafe Greco@ROMA

2014年12月29日

1760年創業、ローマ老舗協会にも名を連ねる、おそらくローマでもっとも名高い老舗のひとつ。しかしいまどき「カフェ・グレコ」を目指す旅行者がどれほどいるのだろうか?ローマにおける老舗は残念ながらほぼ全てがツーリスティックと同意語となってしまっているが、その代表例がおそらくこのカフェ・グレコであろう。カ... [続きを読む]

Checchino dal 1887@ROMA

2014年12月28日

かつて「イタリアの老舗料理店」という本を書いたとき、北中部イタリアを中心に創業100年以上のトラットリアを20軒ほど取材で食べ歩いたことがあったが、この「ケッキーノ・ダル1887」は最も強く印象に残っている店の一軒である。いまでこそ、いわゆるホルモンをさすイタリア語「クイント・クアルト」(=牛や豚を... [続きを読む]

ローマの極上ドルチェ、De Bellis@ROMA

2014年12月22日

イタリアのドルチェ、というと伝統菓子一辺倒の感が強く、特にローマでは焼き菓子中心の老舗が多いこともありちょっと奇麗ないわゆるスイーツに出会うのはなかなか難しい。しかしカンポ・ディ・フィオーリ近くに2013年3月にオープンした「デ・ベッリス De Bellis」は一見の価値有り。アンドレア・デ・ベッリ... [続きを読む]

Taverna dei Fori Imperiali@ROMA

2014年12月20日

コロッセオ、フォリ・インペリアーリで昼食を、という時この周辺でまともな店はまず見つからないのだがここはなかなかよかった。アレッシオ、マリア・グラッツィア、アルド、クラウディアの夫婦&子供たちで営むトラットリア。店に一歩足を踏み入れると見えて来るのはアル・パチーノ、ジョヴァノッティなどなど壁を埋め尽く... [続きを読む]

ローマのスペイン人女性シェフ、アルバ Marzapane@ROMA

2014年12月14日

イタリアのレストランは日曜日、あるいは月曜日休みのところが多いが、ローマのテルミニ駅から来るまで5分ほどの場所にある「マルザパーネ Marzapane」はその両日ともなると休日の食事を楽しみに来る料理人、ソムリエなど料理関係者で逆ににぎわうという。彼らの目当てはというと、いま話題のスペイン人女性シェ... [続きを読む]

Giggetto@ROMAのユダヤ風アーティチョーク

2014年12月14日

ローマの旧市街に老舗レストランは多い。しかしトレヴィの泉やパンテオン周辺がいい例だが、ローマの場合老舗イコールいい店という図式はまず成り立たない。長い歳月、紆余曲折を経て生き残って来たのだろうがあまりにツーリストに媚び、変化してしまった老舗が多すぎるのである。そんな時、ちょっと隠れ家風のトラットリア... [続きを読む]

Armando al Pantheon@ROMA

2014年12月8日

ローマ旧市街パンテオン脇にあるトラットリア「アルマンド・アル・パンテオン Armando al Pantheon」はGambero Rossoで最優秀トラットリア「トレ・ガンベリ」に輝く老舗である。かつてローマでトラットリア撮影、というとよくアルマンドにお願いしていた時期があったが、その度にクラウデ... [続きを読む]

Caffe Propaganda@ROMA

2014年12月8日

過日1週間ほどローマ取材に出かけていた時のことである。連日雨続きの不安定な天気だったがある日コロッセオ近くにいる時、真っ黒い雲がコロッセオを覆い尽くし凄まじい土砂降りとなったことがあった。そこで避難、というわけでもないが前から目星を付けていた新しいカフェに飛び込んでみた。「カフェ・プロパガンダ Ca... [続きを読む]

Ristorante La Piola@ALBA

2014年11月19日

アルバのドゥオモ広場にあるレストラン、「ピアッツァ・ドゥオモ」はシェフ、エンリコ・クリッパが就任以来順調に星を重ね、現在はミシュラン3つ星というイタリアのトップの座に辿り着いた。先日発表になった2015年版ミシュラン、ガンベロ・ロッソでも3つ星、3フォルケッテを維持。日本滞在経験もあるため日本語も理... [続きを読む]
1 2 3 4 5 27
error: