SAPORITA NEWS

Toscana

イタリアの手仕事、女編みの籠

2015年5月20日

イタリアの手仕事というと、革細工、木工、金銀細工、刺繍、レース編みなどさまざまあるが、そのなかでも最も庶民的なのは籠編みではないだろうか。陶器というものもあるが、南イタリアの素朴な暮らしの道具的雑器からファエンツァの美術館に所蔵されているような繊細で高貴なオーナメント的陶器までバリエーションは幅広い... [続きを読む]

I Vini della Costa Toscana試飲会

2014年11月1日

イタリアワインの生産者はDOCやDOCGなど認定単位での組合や協会を設立して活動するほかにも、さまざまな理由づけをして連帯を組み、共同でイベントやプロモーションを行う。特に、トスカーナやヴェネトにその傾向が強い。去る10月29日にフィレンツェの中央市場2階のイベントスペースで開催されたVini de... [続きを読む]

肉の殿堂ダリオ・チェッキーニ

2014年10月13日

まだ当時知る人ぞ知る、という存在だったダリオ・チェッキーニを、某誌でレポートした2002年の狂牛病騒動&ビステッカ事件の際に、「カリスマ肉屋」と命名。以来イタリアでビステッカといえば語ることのできない存在となったのは、万人の知るところである。そのダリオ・チェッキーニ、現在はメインの肉屋を中心にDar... [続きを読む]

肉屋ファロルニのビジネス・モデル

2014年10月12日

フィレンツェよりキャンティ街道を南へ向かうこと約30分。キャンティ最初の町グレーヴェ・イン・キャンティにある名物肉屋がマチェッレリア・ファロルニMacelleria Falorniだ。1806年の創業以来9代に渡って肉屋を営む老舗中の老舗は、おそらくイタリアで最も名の知られた肉屋である。試しにyah... [続きを読む]

古代小麦復活のムーブメント

2014年10月11日

グルテンアレルギー(セリアック、イタリア語ではCeriachia)に悩むイタリア人は多く、潜在的な患者も含めると800万人いるとも言われている。ヨーロッパ全体では300人に1人の割合で発症しているというから、問題はイタリアだけでなく小麦粉を食生活のベースとするヨーロッパにおいてかなり深刻な状況である... [続きを読む]

Chianti Classico Houseオープン

2014年10月1日

イタリアで最初のワイン生産者組合は、1924年ラッダ・イン・キャンティで結成された。33の生産者が参加したこの組合は、トスカーナの他の地域で造られるワインと区別するため、32年にキャンティの名前の使用区域を限定。そして、キャンティは67年にDOCに、84年にDOCGに認定され、その一部であったキャン... [続きを読む]

テスタローリの本懐

2014年6月16日

よくパスタ事典などをひもとくとルニジャーナ地方特有のパスタに「テスタローリ」という記述が見られる。いわくその起源はエトルリア時代にまで遡る古いパスタで、水と粉で作ったクレープ上の生地を鉄板で焼き、さらに茹でてから食べる、つまり乾式加熱を施した後に湿式加熱するというイタリア広しといえども唯一無二の珍品... [続きを読む]

夏の思い出その2 San MiniatoとPanzano編

2011年8月13日

ワイナリー取材はフィレンツェ近郊に戻って続行。好天に恵まれて気持ち良く取材に打ち込め、気持ち良く取材できた後はメシがまた旨い、と。サン・ミニアートはトリュフの聖地、トリュフを食べずしてなんとしようという街ですが、時期は夏トリュフ、悪くはないですがやはり白には叶いません。ということで、あえてポルチーニ... [続きを読む]

夏の思い出その1Montalcino編

2011年8月12日

先月は怒濤の一ヶ月でしたが、ほんの少し息抜きもできました。といっても、仕事でしたが...モンタルチーノへ行ってまいりました。とてもお久しぶりなワインの聖地です。ここは本当によその土地とは違って、いつも不思議と天気が良く、雨が降りそうな気配があってもそれを誰かが阻止しているような、”守られている”感が... [続きを読む]

La Cerreta@Sassetta(LI)

2011年2月1日

海に近い南トスカーナ、サッセッタにあるアグリツーリズモ「ラ・チェッレータ」はワイルドでビオな農園民宿。全共闘世代を思わせるヒッピー風夫婦ダニエレとヴィルマ夫妻が営むこのサンクチュアリでは塩と砂糖とコーヒー以外は自給自足を目指す、と豪語しているだけあって現代では貴重な不便を楽しむことができる隔絶された... [続きを読む]

SIENAにて

2010年10月15日

某月某日、約一年ぶり(最近このパターン多いな)のシエナへ。例年この時期になるとイタリア中あちこち駆け足で出かけることが多くて、長雨の季節、Il Meteoとにらめっこしながらギリギリの日程をシミュレーションする日が続くのだが、幸いにも秋の長雨にはまだ早い模様。この日に出かけたシエナは曇天で肌寒い空模... [続きを読む]

Luccaにて

2010年10月13日

ある土曜の朝、正確には10月9日、トスカーナの小さな世界遺産都市ルッカへ。ここのところイタリア料理原理主義都市として内外にその名を轟かせている町でもあります。というのも以前このブログでも取り上げましたがルッカ市は市内に今後イタリア料理以外の新規開店を認めない、というお触れを出したのです。 その理由は... [続きを読む]

トスカーナのオリーヴ畑にて

2010年7月28日

本日、撮影ロケハンで訪れたトスカーナ某所のオリーヴ畑にある農家。納屋には古道具満載。うさぎ小屋にはまるまる太ったウサギが二匹、さらに鶏小屋には鶏が多数、裏には野菜畑も。必要なものは自分たちで作る、という田園の生活スタイルです。庭から見えるのは谷一面に広がるオリーヴ畑と丘の上にそびえる貴族の古城という... [続きを読む]

ルチニャーノ昼食会

2010年7月26日

かんかん照りの某日、撮影を兼ねた昼食に出かけたのはアレッツォ県の小村ルチニャーノ。見事な楕円形が残るこのボルゴのとある家ではそれはそれは見事な午餐の準備の真っ最中だったのである。鴨をまるごと一匹使ったスーゴはピーチを使ったパスタソース&セコンド代わりの強烈アレッツォ風ピアット・ウニコ。いままでどちら... [続きを読む]

転覆?

2010年7月25日

こちらの写真は先日のアグリ、La Cerretaに行った時のこと。SassetaからLa Cerretaへと向かう未舗装道路に入ると、いきなりこんな光景が。「これはなんかのアトラクションだろうか?」と思い、後でオーナー夫人ヴィルマに尋ねると、なんでもこの車は近所(山奥)に住むスコットランド人の息子で... [続きを読む]

続・アグリトゥリズモ@Sassetta

2010年7月21日

昨日のLaCerretaの続きでございます。希少品種マレンマ牛のボス、ガストーネはこちら。キアニーナのように白さが際立ちかわいらしい♀牛とは違って、こちらは迫力満々の体躯で推定700〜800kg。種牛にするにも人間が近づくことを嫌うので人の手を介した繁殖は非常に困難だとか。普段はおおらかそうに見えて... [続きを読む]

アグリトゥリズモ@Sassetta

2010年7月20日

ほぼ10年ぶりに訪れた、アグリトゥリズモLa Cerreta。当時から農業とはなんぞやと自問自答するダイハードなアグリだったのが、10年のうちにそのフィロソフィはビオディナミへと昇華し、一方でしつらいやサービスにはそれなりに洗練の匂いが加味されて、華美ではないけれど、こなれた感じに変化していました。... [続きを読む]

Chianti夏の陣

2010年6月20日

正確には夏前の陣、と言えばいいでしょうか、つまり、初夏の声を聞いてから、夏本番を前に、お客さんをばばばっと集めて何かと盛り上がろうという空気がここキャンティにはそこはかとなく充満しています。先輩編集氏K女史、PK子さんと一緒に出かけてみました。今年最初の猛暑にくじけそうになりながらもGreve in... [続きを読む]

オリーヴの剪定作業

2010年4月22日

今週訪れたトスカーナ某所のオリーブ畑では剪定作業の真っ最中。今年の冬は寒さ厳しい日もあったトスカーナにつき、凍って割れた木や、霜害で枯れた枝などを選り、密集した枝を落とす。そうしたひとつひとつの地道な手作業が秋には大きな成果として結実し、黄金の滴となって食卓に上るのです。4月末とはいえまだ肌寒い日が... [続きを読む]

お肉バンザイ by Dario Cecchini@肉の日

2009年11月30日

去る2009年11月29日(昨日だ!!)は毎月29日にペルバッコが主催する「肉の日」の特別バージョン「いい肉の日」開催につき、参加者拡大でバスを仕立ててパンツァーノ・イン・キャンティにあるカリスマ肉屋ダリオ・チェッキーニの肉工房「オッフィチーナ」へ遠征。スシ・デル・キャンティ、焼きスシ・デル・キャン... [続きを読む]

Minuet from Quintet in E by Boccherini

2009年11月10日

おだやかで優しい光に包まれるルッカで見かけた、クリスマス前の暖かい土曜日の光景再び。BGMは切ない気持ちにさせてくれる地元出身ボッケリーニのMinuet from Quintet in Eなんかいかがでしょう。コーヒータイムに名曲アワー、バロック音楽編。MASA YouTube: Lucca wit... [続きを読む]

Cecchini@Panzano in Chianti

2009年10月16日

某月某日、某料理誌の取材で訪れたキャンティ深奥部パンツァーノ・イン・キャンティのダリオ・チェッキーニ。泣く子も黙るカリスマ肉屋ダリオ様のお説教をしばし拝聴した後はダリオのジープで本邦初公開の飼育舎まで連れてってもらい、貯蔵庫でポートレート撮影するなど取材は順調に終了。「飯でも食ってけ」というダリオ様... [続きを読む]

Cacciuccoを探して@Viareggio

2009年10月9日

訳あってリヴォルノ伝統料理のカッチュッコを食べさせる店を探しておりました。かつて数度、トライしたことがあるのですが、イカやタコのスミでどろどろだったり、魚が明らかに冷凍だったりと、これはうまい!というものに遭遇した試しがありません。各方面に聞いたところ、とあるリヴォルノの一軒に推挙の声が集まったので... [続きを読む]

Arezzo

2009年4月7日

うららかなdomenica delle Palme(復活祭の前の日曜日)、アレッツォへ。毎月第一土日に開催されるアンティーク市はすごい人出。外国人多し。ポルケッタのパニーノとプラカップのワイン(合わせて5ユーロ)で軽く昼食。帰り際、かなり激しい天気雨に見舞われ、おかしな天気だなぁと思っていたら、その... [続きを読む]

若き農業人の挑戦

2009年4月3日

とあるミッションでトマト農家を探していてたどり着いたのが、サン・ミニアートの農園。トリュフの里という認識しかなかったのに、トマト? その農園の直売所がつい先頃オープンしたというので出かけてみた。有機の露地栽培ゆえ生のトマトはなかったけれど、トマトを使った保存食品が並んでいる。オーソドックスなトマトソ... [続きを読む]

Mangiando Mangiando@Greve in Chianti

2008年10月15日

ワイナリーPSの収穫最終日撮影の帰り、グレーヴェ・イン・キャンティの広場にあるオステリア・マンジャンド・マンジャンドへ。2年半ぶり通算4回目。Crostone di fagioli bianchi e cavolo nero con crema di ceciの前菜の後はGran tegame di... [続きを読む]

収穫最終日@Chianti

2008年10月14日

昨夜日本からフィレンツェに戻る途中、経由地ウイーンから自宅に電話すると明日がキャンティ某所のブドウ収穫が最終日だとのこと。なのでウイーンからいつものフィレンツェのMaggioreに国際電話してレンタカーを急遽予約。22時過ぎにロスバゲもなくフィレンツェに降り立つと翌朝は5時起き、車ピックアップ後キャ... [続きを読む]

キャンティな日

2008年8月14日

ペーサロ遠征も終わり、からりと晴れた涼しい朝、ふらりとキャンテイへ。A1を南へ向かい(ここ数日カミオニスタのような走行距離)トスカーナの小さな小さなFigaroな村Civitella di Val di Chianaへ。ここは昔のBorgoがそのまま残る希有な町。広場にあるテラス付きレストランで地元... [続きを読む]
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