3種の超絶熟成ビステッカ・テイスティング

ここ最近フィレンツェではビステッカ・アッラ・フィオレンティーナのユネスコ無形文化遺産登録へむけた活動が活発だ。そうした影響もあってか近年ではビステッカを看板メニューとする店が急激に増え、店の前に冷蔵ショーケースを並べて肉の品質の良さを誇示している風景も日常的に見かけるようなったが… 続きを読む

アブルッツォワイン紀行5 チトラとアブルッツォ民謡の宴

次に訪れたワイナリー「コーディチェ・チトラ Codice Citra」は1973年創業の生産者組合。組合とはいえ、キエティ県に9つのワイナリーを持ち、3000のブドウ農家が加盟。キエティ県のほぼ全域に当たるアドリア海の内陸部40km、南北90kmにおよぶブドウ畑は総面積6000ha、… 続きを読む

シチリア料理の現在形4 フォルマッジョ・ラグサーノ Formaggio Ragusano

シチリアを代表するチーズ、フォルマッジョ・ラグサーノDOPはその独特な形状と熟成方法がパルミジャーノ・レッジャーノDOPに代表されるようなイタリアの他のセミハードタイプとは一線を画しており、スローフード協会認定の保護対象食品PRESIDIOにも認定されている。今回のシチリアの旅で… 続きを読む

アブルッツォワイン紀行4 標高600mで食べるコンチェッタのキタッラ

キタッラとはイタリア語でギターを意味するが、イタリア料理の世界ではギターのように弦を張り巡らせたパスタ・カッターのこと。あるいはその道具を用いて主に中南部イタリア、特にアブルッツォで作られるパスタのことだ。正式にはスパゲッティ・アッラ・キタッラと呼ばれるがモリーゼではクリオーリ C… 続きを読む

シチリア料理の現在形3 二つ星の実力 Duomo@Ragusa Ibla

すでに16年前になるが「シチリア美食の王国へ」の取材でシチリアを旅していた2003年冬、いま新しくて面白い店があるからと連れて行ってもらったのが「ドゥオモ Duomo」だった。その時のエピソードは「シチリア美食の王国へ」に詳しく書いてあるので興味がある方は読んでみてほしい。シェフ、続きを読む

アブルッツォワイン紀行3 ザッカニーニとヨーゼフ・ボイス

3件目のワイナリーは1978年創業の「ザッカニーニ Zaccagnini」。当初は小さな家族経営、生産するワインは量り売りもしくは他メーカーへ売却と、かつてのアブルッツォによくあるスタイルのワイナリーだったが1992年からクオリティワインにスタイルを変更しこの30年で急激に成長。現… 続きを読む

アブルッツォワイン紀行2 Valle Reale至極のモンテプルチアーノSan Calisto

アブルッツォはヨーロッパで最も緑が豊かな州である。総面積108万平方キロなので岐阜県とほぼ同じ広さだが、そのうち36%が3つの国立公園と1つの州立公園、30以上の自然保護区に指定されているのだ。そして総面積の3分の2以上が標高750mに位置する。山と緑に囲まれた自然豊かな地、と思… 続きを読む

アブルッツォワイン紀行1 Cataldi Madonnaとアロスティチーニ

アブルッツォの州都ペスカーラから内陸ラクイラ方面へと車を走らせること約1時間強。標高531mの小村オフェーナにほど近い場所にあるのがワイナリー「カタルディ・マドンナ Cataldi Madonna」だ。山岳部が多いアブルッツォにおいて「カタルディ・マドンナ」はちょうどグランサッソの腕… 続きを読む

シチリア料理の現在形2 スパゲッティ・アッラ・タラタタ by Ciccio Sultano@DUOMO

シチリアを代表する食材のひとつにマグロの卵巣を使ったマグロのカラスミ、ボッタルガがある。サルデーニャなどで主に作られるボラのボッタルガは熟成すると黄金色に輝きを放つが、マグロの場合どうしても色が鈍くなりがちで、卵巣自体の大きさもボラに比べると数倍なので表面積の関係からどうしても塩… 続きを読む

Select Your Style

Pre Define Colors

Custom Colors

Layout

0
    0
    お買い物カゴ
    お買い物カゴは空ですSHOPに戻る