説明
SIME BOOKSの地方料理本シリーズ、待望のローマ編登場です。既刊と同様、イタリア語と英語併記ですが、レシピ数は80ではなく70、そのぶん写真はより一層の充実ぶりで、満足度はかなり高いと思われます。ローマ料理は、誰もが知っているカルボナーラにアマトリチャーナ、アラビアータやプッタネスカ、さらにはアリオ・オリオ・エ・ペペロンチーノと、キラーコンテンツが目白押し。そのほかにもコーダ・アッラ・ヴァッチナーラ、サルティンボッカ、ユダヤ風カルチョーフィに乳飲み仔羊のカッチャトーラなど、ローマ旅行中に一度はお目にかかりそうなお馴染み料理が紹介されています。おそらく、ローマ料理は日本のイタリア料理の原点なのでしょう。初めてのヨーロッパ旅行、イタリア・ローマへと訪れた日本人は数知れず。ナポリタンがアメリカ伝来という話もありますが、この本に出てくる料理を眺めていると、やはりローマ料理がベースなのでは、という思いを新たにします。料理とともに、古代の遺跡、美しい教会、陽気な人々、鮮やかな野菜といった数々の写真がローマへの郷愁を駆り立てます。懐かしくも美味しいイタリア料理が溢れる一冊です。
版型:242×202(mm) 1,213g オールカラー288P ハードカバー イタリア語・英語併記 SIME BOOKS刊