パレルモの青空市場バッラロ改修 屋根付きに

シチリアの州都パレルモの胃袋を支えるのは、ヴッチリア、バッラロ、カポ、三つの市場。廃墟と見紛うような建物の合間を縫う路地に店が並び、見事なバランスで巨大なカリフラワーやアーティチョークが積み上げられていたり、激しいシチリア訛りで呼び込むダミ声がこだましていたり、カオスのひとことに… 続きを読む

シチリアに行きたい時に読むべき12冊

2021年もそう簡単に旅行ができるような雰囲気にはほど遠く、不自由な時間はまだしばらく続きそうだ。かつてイギリスの作家サー・アイザック・ウォルトンは、釣りに行けない雨の日の釣り師のために「釣魚大全」という素晴らしい書物を残してくれたが、こんな不自由な時代だからこそ旅に出かけたい思… 続きを読む

史上初シチリアのパニーノ・レシピ集「パニーニ・ディ・シチリア」

アランチーニ、パーネ・カ・メウサなどに代表されるシチリアのストリートフードは、コロナ禍におけるテイクアウト需要の高まりもあってイタリア全土でますます人気となっている。そんな昨今の需要を反映してか、注目の一冊「パニーニ・ディ・シチリア」が発売された。著者のエリジア・メンドゥーニ El… 続きを読む

コロナにひざまづくシチリアに奇跡を!!

6月に入ってからというもの、イタリア各地の有名レストランも続々と営業を再開。州間移動も許可された現在、新しい営業スタイルやメニューを発表し再び美食を求めて旅したいと思わせてくれる、魅力的なニュースがイタリアからは続々と届きつつある。しかしシチリアを代表するシェフ、チッチョ・スルタ… 続きを読む

コロナ後の未来へ4 チッチョ・スルターノの場合

南シチリア、ラグーサ・イブラにあるレストラン「ドゥオモ」オーナーシェフ、チッチョ・スルターノ Ciccio Sultanoは長年ミシュラン2つ星を維持するシチリアを代表する料理人であり、2020年のガンベロロッソでは年間最優秀レストランにも選ばれた。昨年5月にチッチョの元を訪れた時、… 続きを読む

Gambero Rosso 2020 最優秀レストラン賞はシチリアの「ドゥオモ」!!

過日発表されたGambero Rosso 2020において、シチリアはラグーサ・イブラの2つ星「ドゥオモ Duomo」が年間最優秀レストランに選ばれた。「ドゥオモ」はこの5月に訪れてシェフ、チッチョ・スルターノ Ciccio Sultanoと数日ともに過ごし、パンを中心にしたカフェ&カジュ… 続きを読む

シチリア料理の現在形4 フォルマッジョ・ラグサーノ Formaggio Ragusano

シチリアを代表するチーズ、フォルマッジョ・ラグサーノDOPはその独特な形状と熟成方法がパルミジャーノ・レッジャーノDOPに代表されるようなイタリアの他のセミハードタイプとは一線を画しており、スローフード協会認定の保護対象食品PRESIDIOにも認定されている。今回のシチリアの旅で… 続きを読む

シチリア料理の現在形3 二つ星の実力 Duomo@Ragusa Ibla

すでに16年前になるが「シチリア美食の王国へ」の取材でシチリアを旅していた2003年冬、いま新しくて面白い店があるからと連れて行ってもらったのが「ドゥオモ Duomo」だった。その時のエピソードは「シチリア美食の王国へ」に詳しく書いてあるので興味がある方は読んでみてほしい。シェフ、続きを読む

シチリア料理の現在形2 スパゲッティ・アッラ・タラタタ by Ciccio Sultano@DUOMO

シチリアを代表する食材のひとつにマグロの卵巣を使ったマグロのカラスミ、ボッタルガがある。サルデーニャなどで主に作られるボラのボッタルガは熟成すると黄金色に輝きを放つが、マグロの場合どうしても色が鈍くなりがちで、卵巣自体の大きさもボラに比べると数倍なので表面積の関係からどうしても塩… 続きを読む

シチリア料理の現在形1 「山猫風」ティンバッロ by Ciccio Sultano@DUOMO

この5月前半、久々にシチリアをたっぷりと旅してきた。パレルモを振り出しにチェファルー、カステルブオーノ、タオルミーナ、カターニアと周り、旅の後半の目的地はラグーサ・イブラ。ミシュラン2つ星に輝く現役シチリア最高のシェフ、チッチョ・スルターノのレストランである。ラグーサ・イブラに3… 続きを読む

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