イタリア菓子伝11 ブッチェッラート

フィレンツェからの小旅行先として人気のルッカは、共和国時代に築かれた城壁に囲まれ、時が止まったかのような中世の街並みが残る美しい小都市である。大きな戦争に巻き込まれたことはなく、絹織物業と銀行業、そして近隣の農業に支えられ、静かに、しかし確かな繁栄を享受してきた。現在のルッカは、… 続きを読む

ミラノの摩天楼レストラン“チェレージオ・セッテ”

2015年のミラノ万博を機に、ミラノのガリバルディ地区再開発は一気に進んだ。どこかNTTドコモ代々木ビルを思わせるようなユニクレディト銀行ビルや、ミラノ中央駅前で異彩を放つロンバルディア州ビル、2015年度世界最高の高層ビルに選ばれた緑に覆われたタワーマンション「垂直の森」などな… 続きを読む

フェラガモが経営する美食の宿「イル・ボッロ」

イタリア中部に位置するトスカーナ州は緩やかな丘が延々と続き、糸杉とオリーブ、そしてブドウ畑に囲まれた緑豊かな土地だ。それはウフィッツィ美術館に飾られたダ・ヴィンチの名作「受胎告知」に描かれた中世の風景と今も全く変わっていない。高速道路A1号線、通称「太陽道路」をヴァルダルノ出口で… 続きを読む

フィレンツェ発、注目のガストロノミー「エッセンツィアーレ」

「フィレンツェでいま新しくて注目のレストランは?」と聞かれることがよくあるが、最近では「エッセンツィアーレ」と答えることにしている。「エッセンツィアーレ」とはイタリア語で本質=エッセンスという意味。2016年9月に4人の協同経営者がその店名に思いを込めてオープンした。シェフを務め… 続きを読む

EATALY内のミシュラン1つ星「ALICE アリーチェ」

東京の代官山店を唯一の失敗例として、イタリアはじめアメリカでも大成功しているEATYALYは各店舗に個性あふれるメインダイニングがあることも魅力のひとつである。ローマは3つ星シェフ、ニコ・ロミートの「SPAZIO」、フィレンツェは気鋭の若手料理人エンリコ・パネーロの「Da Vinc… 続きを読む

ミラノを代表するクリエイティヴ「Berton ベルトン」

「マルケジーニ」という言葉がある。これはイタリア料理界に史上初めてミシュラン3つ星をもたらした巨匠グアルティエロ・マルケージの弟子たち、という意味で「マルケージ・チルドレン」と置き換えてもいい。マルケージの元でシェフ、スーシェフを務めた実力者たちは90年代後半から次々に独立。この… 続きを読む

フランチャコルタの名門を知る「カ・デル・ボスコ」

ロンバルディア州のイセオ湖畔に面したフランチャコルタでは、DOCGスパークリングワイン「フランチャコルタ」が作られている。よくシャンパーニュと比較されることが多いが、ヨーロッパで地名を冠したメトド・クラッシコのスパークリングワインはシャンパーニュの他にはカヴァとフランチャコルタだ… 続きを読む

最新キーワード「クアットロ・マーニ」

ここ数年、イタリアでよく耳にするのが「クアットロ・マーニ」というイベント。これは4 mani = 4つの手、という意味でシェフ2人による競作を意味する。英語でも近年では4 handsと呼ばれているのでごくごく一般的な表現になりつつあるが、日本語でなんというか?というとちょっと訳しにくい。… 続きを読む

リヴォルノの隠れ名所 Oil Bar

人口ではフィレンツェ、プラートに次ぐトスカーナ第三の都市であり、かつてはメディチの商港でもあったリヴォルノ。魚介のごった煮スープのカッチュッコや、白色レグホンの元となったリヴォルノ鶏が名物だが、町そのものはのんびりおっとり、特段見るべきものは海だけといった風情である。でも、美味し… 続きを読む

世界3大陸トップシェフによるガラ・ディナー

「サンペレグリノ・ヤングシェフ」ファイナルを飾るガラ・ディナーは直前まで秘密のままだったが、スペシャルゲストとしてマッシモ・ボットゥーラが壇上に登場。実は昼間にボットゥーラの秘書、アレッサンドロ・ラガナと会場で会っており、ボットゥーラの来場はほぼ予想できた結果だった。そしてグラン… 続きを読む

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