「Sardegna!」その7男籠、女籠

サルデーニャ伝統の籠には男籠、女籠というものが存在します。前者は基本的に柳や葦などを使って男が作る、野外仕事にも堪えうる頑丈な籠。伊勢エビ漁師が自ら作る簗などがこれです。というのもサルデーニャの伊勢エビ漁は生態系を破壊するプラスチックなど人工素材での漁が禁止されているからだそうです。一方女籠とは家事の合間に女性が家で編むような、祭りの時に菓子やパーネ・リトゥアーレを入れたり、家の中で使うような小さめの籠。どちらも現在作れる人は年々少なくなっているおり、巨匠マリアライモンダのように>TVを見ながらでもおしゃべりしながらでもできるというノールック編みなど熟練の技は今や希有。手作りならではのあたたかみがエネルギーとなってサルデーニャの青い空に放射されます。MASA

 

Masakatsu IKEDA
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池田匡克 Masakatsu IKEDA ジャーナリスト 1967 年東京生まれ。出版社勤務後1998 年イタリアに渡り独立。旅と料理のビジュアル・ノンフィクションを得意とし、イタリア語を駆使したインタビュー、取材、撮影、執筆、講演活動を日本、イタリア両国で行う。主な著書に「シチリア美食の王国へ」「イタリアの老舗料理店」「サルデーニャ!」「フィレンツェ美食散歩」「アマルフィとカプリ島」「Dolce!イタリアの郷土菓子」「世界一のレストラン オステリア・フランチェスカーナ」など多数。2005年よりイタリア国立ジャーナリスト協会所属。株式会社オフィス・ロトンダ代表取締役。2014年国際料理大会Girotonno、Cous Cous Festに日本人として初の審査員に選ばれる。2016年レポーター・デル・グスト賞受賞。

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