小雨のポルトフィーノ

英国の高級携帯電話端末の新作発表会でポルトフィーノへ。噴火騒動で延期となったこの催し、仕切り直しはあいにくのお天気。どれだけ技術が進歩しても自然には勝てません。でも、どこかの国は絶対に晴れなければいけない日にはミサイルで雲を散らすと聞きました。もうなんでもアリの時代はすぐそこなのかもしれません。
宿泊先はHotel Splendido、オリエント・エクスプレス・グループの、いかにもな高級ホテルの売りは庭とホスピタリティ。でも、庭、意外とこぢんまりで、もっと奥の細道が延々と続くのかと思っていましたが...夕食はご招待ゆえのお決まりメニュー、アスパラガスのパイ包み、スカンピのラヴィオリ・ひよこ豆ソース、的鯛のオーブン焼き、チョコレートムース。ホスピタリティが素晴らしいだけに、料理のアラが目立ちました。朝食も可もなく不可もなく。五つ星ホテルは特に朝食はおろそかにしないでほしいという常日頃の思いを新たにした次第。
翌昼食は、同じ系列のSplendido al Mare。前菜は諸用あって逃しましたが、卓上のメニューを見ると前夜と同じ素材のアスパラガスが。系列なのにこのダブり。プリモはお土地柄のトロフィエ・パスタのペスト・ジェノヴェーゼ、セコンドは鯛のオーブン焼き。おやおや?昨晩は...と思うのはもうやめにしました。パスタのペスト・ジェノヴェーゼがさすがに美味しかったのが救いでありました。
写真は宿泊ホテルからのポルトフィーノ眺望、それから、翌昼食のデザートのティラミス。同席のかたは甘もの好きで、わぁ美味しそうなティラミスと期待満々で臨みましたが、しばらくして「私が作った方がマシ」と。だめじゃん、外人にそんなこと言わせちゃ。で、どうだったのかというと、スポンジがぱっさぱさだったのです。フィンガービスケットを使えなどと野暮なことは申しませんが、せめてカフェを十分にしみ込ませてほしかった...添えられている葉っぱはミントです。私はベゴニアの葉っぱかと思って食べませんでしたが、諦めきれない同席者が食べてみて教えてくれました。mnm

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About Manami Ikeda 211 Articles
池田愛美 Manami IKEDA ジャーナリスト、コーディネーター 出版社に女性誌編集者として勤務後、1998年イタリアに渡る。旅と料理の分野でインタビュー、取材、撮影、執筆、講演活動を日本、イタリア両国で行う。主な著書に「シチリア美食の王国へ」「サルデーニャ!」「フィレンツェ美食散歩」「ローマ美食散歩」「アマルフィとカプリ島」「伝説のトラットリア・ガルガのクチーナ・エスプレッサ」「Dolce!イタリアの郷土菓子」「極旨パスタ」「最新版ウイーンの優雅なカフェ&お菓子」など多数。

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