Grano@Roma

ヴッサーニ門下生の新たな挑戦

パンテオンからナヴォーナ広場へと抜ける途中にあるロンダニーニ広場にある こじんまりとした上品なリストランテは2007年にダニッロ・フリゾーネとサヴェリオ・クレシェンテがオープン。ローマ屈指の観光客が多いエリアにありながらも、大人がおちついて食事ができる空間というのは、ありそうでなかなかない。十年一日の伝統料理を出すトラットリアもいいが、少し上品な食事がしたいとき、ビジネスで使いたいとき、記念日を過ごしたいとき、ちょっと普段とは違う店を選びたくなる。

ジャンフランコ・ヴィッサーニのもとで料理を学んだダニッロが作るのは男らしく、しかしありきたりでなく、70年代の装飾過多でもない2現代風のミニマルな料理。そのコンセプトは州境を越えて地中海全域に渡る。例えばズッパ・フレッダ、ヒメジのパンツァネッラ、グアンチャーレとチーマ・ディ・ラーパのスパゲッティ、サン・マルツァーノ産子牛の頬肉のフェットゥチーネ、ウズラの胸肉のリゾット・カチョ・エ・ペペ、マグロのコトレッタなど。イタリアでいうTerra e Mare、山海の幸を様々な手法で表現している。特にブラザートのポルペッティーネは牛すじコロッケを思わせ、とまらなくなる。とはいえさすがにローマだけあって、アマトリチャーナやカルボナーラといった超永世定番もちゃんとメニューにある。価格も比較的リーズナブル。

Piazza Rondanini, 53  Roma
Tel06-68192096
http://www.ristorantegrano.it/

 

Masakatsu IKEDA
About Masakatsu IKEDA 1139 Articles
池田匡克 Masakatsu IKEDA ジャーナリスト 1967 年東京生まれ。出版社勤務後1998 年イタリアに渡り独立。旅と料理のビジュアル・ノンフィクションを得意とし、イタリア語を駆使したインタビュー、取材、撮影、執筆、講演活動を日本、イタリア両国で行う。主な著書に「シチリア美食の王国へ」「イタリアの老舗料理店」「サルデーニャ!」「フィレンツェ美食散歩」「アマルフィとカプリ島」「Dolce!イタリアの郷土菓子」「世界一のレストラン オステリア・フランチェスカーナ」など多数。2005年よりイタリア国立ジャーナリスト協会所属。株式会社オフィス・ロトンダ代表取締役。2014年国際料理大会Girotonno、Cous Cous Festに日本人として初の審査員に選ばれる。2016年レポーター・デル・グスト賞受賞。

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