肉の殿堂ダリオ・チェッキーニ

まだ当時知る人ぞ知る、という存在だったダリオ・チェッキーニを、某誌でレポートした2002年の狂牛病騒動&ビステッカ事件の際に、「カリスマ肉屋」と命名。以来イタリアでビステッカといえば語ることのできない存在となったのは、万人の知るところである。そのダリオ・チェッキーニ、現在はメインの肉屋を中心にDario DOC、Solociccia、Officina della Bisteccaと3件のレストランを含む複合施設となっている。Dario DOCは名物のトンノ・デル・キャンティやスシ・デル・キャンティなど、肉屋ならではのシンプルな中心としたカジュアルな食堂。Solocicciaはコースメニュー中心、そしてOfficina della Bisteccaは3種類のビステッカのデグスタを含むチェッキーニのメイン・レストランとなっている。

しかし、そのハイライトはやはりなんといってもOfficina della Bisteccaでビステッカの焼き上がりとともに登場する「カリスマ」ダリオ。日本人がいるならば「お肉バンザイ」とコールしてくれるサービス精神旺盛なそのド迫力は何度行っても楽しめること間違いない。トスカーナ屈指のブランド牛「キアニーナ」をあえて使わないのもダリオ流だが、ビステッカの神髄を味わうなら一路パンツァーノ・イン・キャンティまで出かける価値は絶対にある。

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Masakatsu IKEDA
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池田匡克 Masakatsu IKEDA ジャーナリスト 1967 年東京生まれ。出版社勤務後1998 年イタリアに渡り独立。旅と料理のビジュアル・ノンフィクションを得意とし、イタリア語を駆使したインタビュー、取材、撮影、執筆、講演活動を日本、イタリア両国で行う。主な著書に「シチリア美食の王国へ」「イタリアの老舗料理店」「サルデーニャ!」「フィレンツェ美食散歩」「アマルフィとカプリ島」「Dolce!イタリアの郷土菓子」「世界一のレストラン オステリア・フランチェスカーナ」など多数。 2003年度「シチリア美食の王国へ」がイタリア文化向上に貢献した出版物に送られるマルコ・ポーロ賞(イタリア文化会館主宰) 最終候補作品にノミネート 2005年よりイタリア国立ジャーナリスト協会所属 2011年株式会社オフィス・ロトンダ設立。現在代表取締役 2014年日本初のイタリアの旅と料理をテーマにしたWEBマガジンSAPORITA設立。国際料理大会Girotonno、Cous Cous Festに日本人として初の審査員に選ばれる

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