厨房の学とよい食の術 アルトゥージ

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説明

イタリア料理好きならば「アルトゥージの料理本」という書名を聞いたことがある方も多いのではないだろうか。イタリア料理の父とも呼ばれるアルトゥージとは後半生を美食家、作家として過ごしたペッレグリーノ・アルトゥージのことで1820年にエミリア・ロマーニャ州のフォルリンポポリに生まれ 1911年にフィレンツェで亡くなった。

彼が書いた「La scienza in cucina e l’arte di mangiar bene」は、あえて訳すなら「厨房の科学と美食の芸術」だが、そのやや固いタイトルではなくイタリア人でさえ「Ricettario di Artusi」=「アルトゥージの料理本」と呼ぶことが多い。

これは19世紀末当時の中北部イタリアの郷土料理を中心としたレシピ集で、それまで貴族の厨房で開発研究されてきたレシピと、民間伝承で口から口 へと伝えられてきた郷土料理のレシピを、イタリア料理史上初めて一般人でも手にすることが出来るように編集したものであった。最初は自費出版だったものの アルトゥージの死後も順調に版を重ねて現在では100版を超え、近代イタリア文学の最高峰「ピノッキオ」と並ぶ超ベストセラーといわれ、イタリア女性が嫁ぐ際は「Cucchiaio d’argento」=「銀のスプーン」かこの「アルトゥージの料理本」が嫁入り道具の必需品だった、といわれた時代もあったほどである。

この「アルトゥージの料理本」には合計790のレシピが掲載されており、その大部分は現代でもいわゆる定番イタリア料理として世界中で食べられているものであるが、この本がいまだに読まれ続けている理由は、時にくすっとさせられる食の蘊蓄にあり、その文体と手法は現在活躍する多くのイタリア人料理ジャーナリストにも影響を与えている。

判型:672P 4C1C ハードカバー イタリア語 Giunti Editore刊  2015年11月25日発売

Con le sue 790 ricette, raccolte dall’autore con paziente passione nel giro di lunghi anni e innumerevoli viaggi, l’Artusi è il libro più famoso e letto sulla cucina italiana, quello da cui tutti i grandi cuochi hanno tratto ispirazioni e suggerimenti. È un’opera singolare che esalta il piacere del mangiar bene; più che un ricettario è un libro di gusto, ricco di dissertazioni e di spunti linguistici in una prosa limpida che ricorda la cordialità del discorso conviviale.


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