説明
サンドロ・ボッテガによる「100プロセッコ100のレシピ」がモンダドーリから発売。これはユネスコ世界遺産であるプロセッコの故郷を料理とワインで旅する一冊。レシピはアペリティーヴォからドルチェまで合計100。豊かな自然が生み出す食材をベースに、シンプルだけれど滋味深い、そんな郷土料理集だ。
サンドロ・ボッテガ Sandro Bottegaは1963年生まれ、幼い頃から実家の蒸留所で働いてきた。19才で父親アルド・ボッテガが亡くなるとサンドロは父の跡を継ぎ、母親とともに「ボッテガ Bottega」経営に取り組む。するとわずか数年でグラッパとプロセッコでその名が世界的に知られるようになったサクセスストーリーの持ち主だ。「アレクサンダー」と「ボッテガ」のコラボ・グラッパやプロセッコ、さらにアマローネ、リパッソなど「ボッテガ」製品を味わったことがある人も多いだろう。
サンドロはワイン同様、料理への情熱も人並みはずれておりすでに6冊の本を執筆。まだ日本にはOPENしてないが、ヴェネト料理とプロセッコを提供する「ボッテガ・プロセッコ・バー Bottega Prosecco Bar」をローマ、ドバイなど世界に20店舗OPENさせており、実業家としての手腕もまた並白眉だ。ボッテガ家は400年に渡ってプロセッコの家で畑を耕し、ブドウを栽培してきた農家でありサンドロはそうした己のアイデンティティでもある地元への愛着は限りなく深い。テロワールを知るにはワイン以上適したものはないと思うが、プロセッコの生まれ故郷ヴェネトをワインと料理から考察する、興味深い一冊。
判型:イタリア語 192P オールカラー 600g 2020年11月24日発売 Mondadori Electra刊
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