Buca dell’Orafo@Firenze
30代最後の一年目の始まりは、Buca dell’Orafoにて。数えてみたら7月の日本帰国直前以来、実に3ヶ月ぶり。先日L’Andana取材の折りに滞在されていたOご夫妻はELLE JAPON10月号の記事を見てBucaに行き、大変満足されたとのご連絡を頂戴した。それで、「そろそろ行きたいなぁ」と虫が騒いだというか。 久々のBucaは結構混んでいた。19時半のオープンから入っているのは外国人旅行者。20時少し前に着いた時は席の4割が埋まっていた。わずか35席程度の店だから、その後満席になるのにそう長くはかからなかった。21時になるとイタリア人が3〜4人ずつやってくる。ビジネスっぽい身なりのおじさま連、やたらと質問をしているおばさん客、飲んで笑い出したらとまらないお姉ちゃんたち。さまざま。 若主人(といっても同い年)ジョルダーノにすすめられたワイン、Tenuta di GhizzanoのVenerosoを飲み、季節だからとトリュフのキタリーネ(22ユーロ!)とポルチーニのキタリーネ(17ユーロ)、そして肉モードに入っていたので牛フィレのグリル・ポルチーニのせとオッソブーコを食べる。メニューにはトリュフではなく「トリーフォラ」と書かれてあった。訛ってるのか? 食後のシメは、グレーヴェ・イン・キャンティのワイナリー、モンタリアーリのグラッパ。ジョルダーノのお父さんが30年前に買ったものだとか。もうびっくりするほどまろやかで、しかし45度としっかりアルコールで、びしっとしめくくってくれた。お勘定はちょっと安くしてもらってぴっちり100ユーロでした。mnmSAPORITAをもっと見る
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