I Malavoglia@Milano
Via Leccoにあるシチリア料理店は日本語を結構話すグイドという店主の店。結構クセのある親父で今日は裏でスタッフを怒鳴ってた。メニューはイタリア語と日本語、でグイドが全卓注文を聞きにくる。肉を頼むとおおげさな表情で「いけませんなぁ、うちはシチリア料理の店です」とくる。1回目だとおかしいが毎度これだとちとなんですな。私はこの店これで3回目。料理は美味しい。マグロのラグーのスパゲッティーニ、マグロの炭火焼はホースラディッシュと醬油のソースで食べる。これも美味しい。しかしシチリアの重厚さはすでに無く、和食とシチリア料理の中間を行くいいとこどりの軽めイタリアンという感じ。ドルチェはカッサータ、人工的な甘さ。ワインはPlanetaのSegreta。アルド以外のスタッフがみなロボット化しているのは店主の個性が強すぎる店にありがちな光景。 余談だが店名はカターニア出身の作家ジョヴァンニ・ヴェルガの「マラヴォリア家の人々」から。ヴェルガはピエトロ・マスカニーニが作曲したオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ=田舎騎士道」の原作者でもある。で、「カヴァレリア・ルスティカーナ」といえばゴッド・ファーザーPart3でマイケル・コルレオーネの息子がマッシモ劇場で歌手としてデビューする時の演目。マイケルの妹コニーはカンノーロに毒を盛り、オペラの最中にヴァチカンやスイスで刺客たちがファミリーのために命を削る。おおいなる悲劇の始まり。MASASAPORITAをもっと見る
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