Buca dell’Orafo@Firenze
今月2度目のランチ@Buca dell’Orafoは、2005年最後のブカ・ランチでもありました。前回同様、凍てつく寒さでも、店はほぼ満席、いつもの活況を取り戻したよう。前回に比べてややメニューが縮小しているように思ったが、23日を最後に休業に入るため、徐々に厨房整理の方向に向かっているのかもしれない。 今回はプリモ抜きの前菜→セコンドの2皿コース。アーティチョークの薄切りサラダとクロスティーニ・トスカーニ、そして前回、料理研究家アイさんが「食べたいと思ったのに今日はメニューにない」と無念の涙をのんだポルペッティーニ・イン・ウミドと、仔牛のロンバティーナのグリルをセレクト。ワインはハウス赤を、と頼んだら、「今日はこれでいけ」とジョルダーノがボルゲリ地区のポッジョ・アルジェンティエラものを持ってきてくれた。シンボルであるかたつむり風マークが見当たらないけれど、もしかして新作? シラーの香りがぷんぷんする。 アーティチョークは以前はスライスしてそのままレモンとオイルとパルミジャーノ薄片をかけただけだったのが、今日は塩水につけてあったのか、しんなりと柔らかく一段と食べやすくなっている。クロスティーニのペーストはやや塩きつめ、ポルペッティーニは信じられないくらいふんわり柔らかくしかし塩はきつく、添えてあるビエトラのソテーはいつものようにびっくりするほど緑鮮やか、そして、ロンバティーナは「何度か燃えた?」と思うくらいところどころ黒く焦げている。 いつも同じ味というのもいいけれど、日によっていろいろあるというのもまた人間味があっていい。あくまでも美味しいと思う範囲内でのブレじゃないと困るけど。それにしても、ポッジョ・アルジェンティエラのその一本の名前が思い出せない。最近、物忘れがひどくて...mnm

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