ガンベロ・ロッソからワイン新刊2冊
日本では、今年1月1日から国内産ワインのラベル表示基準が改正されたそうだが、それによって消費者に誤解を招きかねないあいまい表示が可能になったという。ワインカルチャー後進国なのにそんなことでどうする? イタリアは日本やフランスほど「ビオ」や「自然派」気運は盛り上がっていない。ビオを唄う銘柄は確実に増えてはいるけれど、それよりも原生品種への注目度が高い。カベルネ系やメルローといった国際品種で”売れ筋”ワインを造る時代から、土地特性を表現しやすい原生品種への移行期にあるといえる。さらに各の土地の性質に古来馴染みのある原生品種なら、ケミカルの使用量も自ずと抑えられるという利点は、イタリア的「自然派」の勃興に一役買っている。 ワインガイド界も原生品種ものが次々と出ている。このほど、ガンベロ・ロッソ社からも3月半ばに、そして、カンティーナ・ソチャーレ(協同組合ワイナリ−)ガイドが4月半ばに出る予定。mnm

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