Hostaria Bibendum@Firenze
Firenzeの5★ホテルHelvetia&Bristolのダイニング。近年リニューアルしてカジュアルに模様替え。顔見知りの南イタリア出身(カラブリアだったか?)のカメリエーレ、メートル・ドテルと挨拶。W杯期間中は別室のSala Strozziでは大型スクリーンで試合観戦しながら食事が楽しめます。6/12の日本戦はまだ空席ある模様。 スプマンテの後、Gianni BrunelliのBrunello di Montalcino2001、14%。Anteprimaのレビューでも書かれていたけれどまだしばらく時間が必要。チャーミング、好バランス、しかし開花宣言はまだ咲き、という感じ。 アミューズはサーモンとリゾ・ネロ。次いでホタテのテンプラというものを頼んでみるとこれがカタツムリ型に衣で揚げた巨大なホテタ・フリットが3ケ。衣がぽってりと厚く天ぷらというよりはアメリカン・ドック。しかもこの巨大な貝柱はホタテというよりもタイラガイ。これを中華風に酸、辣、甘なソースで食べる。ソースのプレゼンは中華レンゲ。 プリモはトマトとバジリコのパッケリ。これを立ちのある皿に一枚ずつ積み上げた一見カネローニ風積み上げパッケリ。セコンドは子山羊のロースト。野趣深く、羊よりも赤身がち、脂身ゼロ。付け合わせは人参とインゲンのグラッセと、ホテル料理のクラッシクを踏襲。ドルチェ、ヘーゼルナッツのトルタ。 全体的に今日はシェフは公休日?という感じ。取材時に見た若く誠実、研究熱心なシェフならではのキレがなかったような。勘定、想像通り高い。 それと壁一面にひかれるワインが並ぶインテリアは実は飾りだということが判明。La Braida、Antinori、Banfi、Castello di Ama、Tenuta di Ornellaia、Montevertine、Frescobaldiといったワインはディスプレイのみで注文できない。5★ダイニングのワインリストにしてはあまりにカジュアルで力不足。いいソムリエも欲しい。MASASAPORITAをもっと見る
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