MiWine@Milano
行ってきましたMiWine。会場は新装なったミラノ郊外Rhoにある新見本市会場Fiera Milano。設計はマッシミリアーノ・フクサスの最新作。ミラノ市内から車で約30分、25ユーロ。ますます行きにくくなった。 本当にMiWine開催中なのか不思議になるくらい会場はがらがら。でプレス受付を終えて中に入ってみてもやはりがらがら。最終日だったというのを考慮してもヴェローナのVinitalyの活気に比べるべくもない。会場は2パビリオンのみ。パオロ・マルキがいくらPRしてもちょっとこれでは・・・という感じ。 データ上では700生産者が参加、とあるが何よりもVinitalyと違うのは回りたい、テイスティングしたい、新作が楽しみ、オーナーに会うのが楽しみ、といういわゆるビッグネームが少なく、小規模生産者が多い。それはそれでもちろん意義があるのだが、州ごと、組合ごとに連携しているVinitalyに比べるとどうしても小規模という印象がある。実際に組織として参加していて見るべきものがあったのはシチリア生産者組合ぐらいでSettesoli、Planeta、Donnafugataといった大物がこぞって参加。これはDon Diego主導か? 例えばDOCG生産者別で見ればBarbaresco5社、Barolo14社とピエモンテ勢はさみしい限り。Brunelloは44社、Chianti Classicoは計20社ほどとピエモンテよりは多いもののやはりさみしい。その他マルケ州は積極的に参加、フリウリ州はディスプレイがVinitalyと同じ、「女のワイン・プロジェクト」Le Donne del VinoはなぜかLivio Ferruga、Livonといったビッグネームが見当たらなかったけどそれは私の探し方が悪かったから? Vinitalyと最も違ったのは歩いているだけで「試飲いかがですか」とAISのブースはじめ何度も誘われたこと。大わらわのVinitalyではこちらからアプローチしない限りそんなことはまずないがMiWineはまだまだ空いてて、この際たっぷり飲んでみたい人には穴場。空いているので楽だし、昼飯難民になることもない。 次回開催は2年後の2008年予定だが、この規模と方向性ではWine City Milano はVeronaの足下に遠く及ばないはず。 写真はグラッパ・スプレーでおなじみのAlexsanderとLe Donne del Vino。 MASASAPORITAをもっと見る
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