Le Volpi e l’Uva@Firenze
ポンテヴェッキオに近い小さな広場にある元祖ワインバー。先日知人との会話で「フィレンツェでいいワインバー見つけたんです。店名は『狼と玉子』っていうんです」「???もしかして『キツネとブドウ』のこと?」(注・狼(複)=lupi、キツネ(複)=volpi、玉子(複)=uova ブドウ(単)=uva)なんていうことがあってね、なぞ惰話をしながら当の「キツネとブドウ」の前を通りかかったら同店カウンターに立つ友人S嬢が店の奥から走り出て来て「お二人さん一杯いかが?」と呼びかけてくれた。思いがけぬ邂逅。 で、冷房の効いた店内でスプマンテ×2のあと玉露のようなVouvray96(3.5ユーロ!!)とChablis。相方はBasilicataのSyrah。PratomagnoのProsciuto Crudo、Tonno+Cipollina+Armagnacのパニーノ、鴨胸肉スモークのミニパニーノ、トリュフバターのミニパニーノ各1。黒板に板書されたグラスワインは種類豊富、しかも非常に良心的値段。ワインのあては軽いものばかりだがどれも気が利いている。最近ちまたにあふれる儲け主義ワインバー、ツーリツスティック・ワインバー、副業的ワインバー、投資目的ワインバーとは明らかにベクトルが違う。店内には哲学が漂う。いい店。MASA 公式サイトはhttp://www.levolpieluva.com/SAPORITAをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。