Casareccia@Lecce
ナポリから400キロあまりのレッチェに到着。10年近くぶりのTrattoria Casarecciaは、自分の記憶力の不確かさを確認する作業であった。店内の様子、まったく覚えてないことに愕然。 しかし、料理は見た瞬間に、「あぁこれこれ」。チコーリア、チーマ・ディ・ラーパ、ムニョーリ(ブロッコリ)、パパリーネ(ケシの葉っぱ)、ファーヴェのプレア&チコーリア&パン・フリット。どれもこれも、くたくたに煮込んだ緑野菜で、写真撮ったらどれも一緒や!とフォトグラファー。でも、ぴりっと唐辛子が効いていて、ついでに塩味もぴしっとしていて、良。 パスタはトマトソースのサーニェ・インカンヌラーテ(子供の巻き髪のようにくるくる)、パスタ・エ・チェーチ(オイルで揚げ焼きしたパスタがパンチェッタのよう)。セコンドは仔牛のポルペッティ白ワイン煮と馬肉シチュー。ドルチェにマルメロのジャムのクロスタティーナとパスタ・ディ・マンドルラのビスコット。「甘くなくて美味しい」とフォトグラファー。ドルチェが甘くなかったら=不味いのでは?という問いに「日本語は難しいね」と。せめて文章書きを生業とする人間だけでもそういうことを常に考えて生きていきたいものです。mnm

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