イル・ルポーネ@中目黒
ナポリでピッツァ巡りをしたという話から、お食べ友達M嬢とトーキョーのナポリ・ピッツァを食べに行こうということに。限られた滞在期間につき1軒厳選、というわけでもないけれど、とりあえず、Vera Pizza Napolitana協会所属のこのお店を選択。以前エスクァイアでMASAが取材をしているが、私としては超のつく久しぶりのピッツァ体験at東京。(前回帰国時に赤坂見附の●ルヴァトーレ系居酒屋で食べたあれはナポリ・ピッツァとは全然別世界のものだと確認したいという気持ちもある。) 小さな一軒家喫茶店風、店内もこぢんまり、それに対してガラス越しに見える窯の存在感の大きいこと。その不思議なアンバランス、イタリア人だったらどう思うかなぁとしばし妄想。メニュー拝見。ナポリ・ピッツァのお店だからと勝手にイメージしていたラインナップとは全然違って、前菜、パスタはオーソドックスなイタリア料理店の世界。あれもこれも色々と食べたいニッポンの人にはこのほうが有り難いでしょう。 前菜は本日のおすすめからしらすのフリッタータを、定番からメカジキの薫製。ピッツァは水牛のモッツァレッラを使ったマルゲリータ(ピッツァDOC)、セコンドで自家製サルシッチャのグリル。ピッツァはあらかじめカットされていることにちょっと感動。ナポリで覚えたての食べ方、まずは額縁を一口切り取って中心部のソースの水分を吸わせて口中へ、というのを実践。私が全部ナイフで食べているのを見てM嬢、違和感を覚えたらしい。日本ではピッツァは手で食べるものと認識されているそうで。確かに、ピッツァ生地は普通のテーブルナイフでは切りにくいけれど、ナイフを立て気味にして結構力を込めて押し切れば割りと簡単だと思う。 自家製サルシッチャは秀逸!肉の挽き加減、塩味のバランス、フェンネルのアクセントが素晴らしかった。もう一度食べたいものat東京の一つ。mnmSAPORITAをもっと見る
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初めまして。
去年1年間ナポリに留学していました。
ナポリではPizzaをまず4等分してそれを半分に折って手で食べるのが定番だと思っていました。
なのでナイフは食べる為ではなく、きる為にあるのだとばかり思っていました。
因みに私のお気に入りのPizzeriaはPiazza mercato
にあるお店です。場所が場所だけに観光客にはあまりお勧めできませんが、昔 Di Matteoで働いていたPizzaioloが独立して出したお店で、その場で食べる焼きたてのピッツァは最高に美味しいです。働いている人たちも皆すごくいい人たちです。
ただ、ケータリング中心なので座って食べるスペースはないのですが…。もし機会があったら是非一度お試しください。
Shihokoから聞いたといったらもしかしたらおまけがもらえるかもしれません。
しほさん、初めまして。
確かに、ピッツァはいろんな食べ方があるみたいですね。私はピッツァを食べるたびに食べ方観察してしまいます...。
しほさんおすすめのピッツェリア、今度ぜひ試してみなくては。で、食べ方観察してみます。
IL PENTITO、代々木にあるピッツエリア。ガンベロロッソにも取り上げられましたがご存知ですか?ナポリが優勢の東京で本格ローマピッツアのお店です。私はうすーいローマ派です。ここのチポーレがめっちゃうま。オリーブのアスコラーナもすぐ売切れてしまう逸品です。
SZ様 この間mnmから聞いた話ですが、ナポリとローマの違いは発酵によって生じたガスを生かすかどうか、だそうです。麺棒でつぶすように成形するローマ風はガスを逃がしてしまうために焼き上がりは平らに。一方中心部のガスを周囲へと押しやるように手で成形することによって外周部分にあたるコルニチョーネが空洞になる、というのがナポリで、食感の違いは空気の含有量の差、かと。そのあたりIl Presidente&Da Matteo直伝ピッツァ通の東京のmnmさん、コメントよろしく。MASA
空気をとことん追い出す方式も、
空気をぎりぎり膨らませる方式も、
人智のなせる技ですね。あとはお好み次第。
で、実は、その昔、六本木の某老舗イタリア料理屋で先輩編集者にお説教されながら食べた
ピザパイなるものが時々妙に食べたくなります。いろんな味の記憶があったほうがいい!
というのは自己弁護ですが。