Kleinmarkthalle@Frankfurt

極小の丸の内と極小のブリュッセル旧市街広場を足して2で割ったような。それが私のフランクフルト像。ま、滞在二日で決めつけるのは失礼なことではあるけれど。しかし、滞在二日で見つけたお薦めスポットはなんといっても屋内市場。整然と店が並び、しかも、空きがほとんどないというのは素晴らしい。営業している店を探すのが一苦労というボローニャの市場とは比べものにならず。そこではお母さんが一生懸命働いている姿をよく見かける。ドイツの肝っ玉マンマたちが、ゆでたてソーセージを売りさばいている。
お肉屋さんで見かけて即虜になったのは、「ひき肉オープンサンド」。胡椒をたっぷり混ぜ込んだ豚ひき肉を横半分に切ったパンに塗り付けて、さらに胡椒をたっぷりかけただけ。サルシッチャとストラッキーノのパニーノよりもさらに質実剛健である。シンプル・イズ・ベストな市場の味は一個1.10ユーロ。軽めの赤ワインがほしかった...mnm
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ハウスフラウエンとはカサリンガ(ゲ)。コストとは食べ物のこと、つまり店名はその名も「チーボ・ディ・カサリンガ」ですね。名は体を表すの言葉を地でゆく店ですね。MASA
これとっても気になります!
肉といえば火の入ったソーセージとかすね肉とかばっかり食べてました。
これは要チェック。ネタ帳に書いとかなきゃ♪
SZさん、
これは本当にやみつきになります。
なんといっても胡椒たっぷり、というのが決めて。それも、胡椒挽きで挽いたのではなく、いわゆる”粗挽き”をそのまんまぱぱっとふるところがまた庶民でいいんですね〜。ぜひ、お試しを。
ドイツって思いっきり肉食のババリアな国なのにワインは白が主流なんですよね…。
バーデンあたりならまだ赤が手に入ると思いますがそれより北では日照時間が足りないから赤ワインを作るのは無理なんでしょうね。
しほさん、
確かに、赤はあまり良いのに巡り会えませんね。でも、ミュンヘンのワインバーでは、オタクっぽい兄ちゃんがなかなかのものを勧めてくれました。探せばあるのかもしれませんが、旅人にそんな余力はありません...
ところでフランクフルト滞在中、これは美味い!という白にも会えませんでした。
みんな酸っぱい...これもまた酸っぱいリンゴ酒と酸っぱいザワークラウトに見られるような”酸味好き”フランクフルトの象徴なんでしょうか。
しほ様
私は今回初めて知った黒葡萄品種シュヴァルツ・リースリングが結構気に入ってます。恐らく糖度が低いためかアルコール度数はそれほどでもなく軽い飲み口、しかし色は「黒」くアマローネを思わせるようなレチョートな芳香。深みはなくともインパクトはある。そんな葡萄でした。
それと、ご存知のようにイタリアは歴史的に列強に挟まれ、経済的に食生活が貧しかったためクチーナ・ポーヴェラが発達したと考えられています。20世紀になってからこそ「地中海ダイエット」とそのシンプルかつヘルシーな料理に注目が集まりましたが、その正反対に位置する肉食を中心とした伝統的なドイツ料理とは、豊かな食卓の象徴だったのではないでしょうか。
人の味覚は数十年単位でめまぐるしく変化するものですし、ひょっとして2050年頃はドイツ料理が世界の主流となっている、かもしれません。多分そんなことはないと誰もが確信していることと思いますが。MASA