サルデーニャの朝食
イタリアの朝食はバールでブリオッシュにカフェ(カプチーノ)というのが決まりだけれど、ホテルだとその土地ならではのものが出てくることもある。カリアリのホテルMiramareでは、サルデーニャのビスコッティ盛り合わせ、カプチーノ、ジュースの載ったトレイをメイド服のおばさまが運んできてくれた。 細長いビスコットはかつての宗主サヴォイア家の名を冠したサヴォイアルド。ティラミスのベースとなる柔らかくて軽いビスコットである。薄いパイ生地の上にふわりと丸く黄金色の生地がのっているのは、パルドゥラスもしくはカサディナスという復活祭のお菓子。生ペコリーノとリコッタが主材料。そのほかのは名前はわからないが、どれも香料が効いている。というか、効き過ぎ。●マレモンのような洗剤を彷彿させるものもあって食べきれないことも...。 すごく美味しいというわけではないけれど、懐かしい味。でも、さすがに三日目は飽きてバールでブリオッシュの王道に戻る。私にとって飽きない味のひとつ。mnm

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