Pescheria@Firenze

いつも行く中央市場の魚屋は。Goriおじさんの店。その理由は他の魚屋に比べて店頭が清潔だから。でも、Goriおじさんのところにはマグロはないので、それだけは一軒おいて隣のMassimilianoのところで買うことにしていた。昔からマグロ一尾まるごとを仕入れている唯一の店だったのだが、ここ最近、Goriおじさんもマグロの切り身を置くようになった。う〜ん、スシブームの潮流がここまで届いた証かもと思っていたら、Massimiliano、さらにスシの店頭販売開始。2008年の中央市場はスシの乱で幕開けした模様。
Massimilianoのスシ・テイクアウトは、フィレンツェの(今はなき)和食店Domaniの元オーナーKジマ氏のライブによって実現。1月から始まり、とりあえず3月いっぱいの水曜・土曜午前中の定期公演となっているらしい。写真の1パックで10ユーロ。ドイツの市場やスーパーではスシがごく普通に売られているが、それがとうとうフィレンツェにも南下してきたか、と思うと感慨深いけれど、とりあえず3月までだそうだから...。
昨今、世界のあちこちでスシワインなるものが作られているらしいが、イタリアにもやっぱりありました。オルトレポー・パヴェーゼ・リースリングDOC。sapore intenso e gradevole(強く好もしい味)ってどうなのよ、とも思うけれど、それよりもエチケットの魚のイラスト。限りなく中華な鯉。しかも、漢字で、想像するにbakus(バッカス?酒の神様?)とあるし。なんにせよ、確実にスシは定着してきているということでしょう。でも、それが正しい方向かどうか結論するのはまだ当分先のこと。mnm
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