イリス・チョコ@TASTE
業者向けの見本市ではなく一般人対象の試食&販売フェアのTASTE、今年で第三回目。第一回目の時は初日など人はまばらブースの設営も中途という呑気なものだったが、今回は初日午前中ですでにかなりの混雑。中日の日曜午後なんてどうなるんだろう? 出展者数173、スローフード協会のサローネ・デル・グストなどとは比べようもない小規模だけれど、じっくり見て回るにはある意味適当なサイズ。願わくば大手メーカーを排除して小さな造り手に絞り込んでもらいたいと思うけれど、出展料の払えるメーカーを無視するわけにはいかないだろうし。 一昨年出展していて今年も来るかな?と期待していたカンパーニアのお菓子屋さんがいなかったのは残念。日持ちのするパスティエラがとても美味しかったのに。全体的に南からの出展が少ないのは経済的な理由からか。いや、ナポリはゴミ問題でそれどころではないのかも。 ちょっと変わり種で目を引いたのが、Irisdelice di Chocolatmaison。フィレンツェに本部があるイタリア・イリス協会所属のマダムがつくるイリス(アヤメの仲間)のチョコレートは微かに花の香りがする。以前、プラートのルカ・マンノーリのスミレ風味のチョコレートを食べたときも思ったが、チョコレートと花の香りの組み合わせはなかなか趣味の分かれるところ。でも、フィレンツェ土産としては面白い。mnm

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